アユ解禁!魚影濃厚で72匹、良型19センチに大満足 今後の成長も期待できる 和歌山県・有田川&日高川

[ 2021年5月26日 05:30 ]

タモの収まったいっぱいのアユ
Photo By 提供写真

 友釣りファン待望のアユ釣りシーズンが幕開け。十分なコロナ対策をして全国で最も早い解禁の和歌山・有田川と日高川に出向いた。解禁日は降雨増水で釣行はかなわなかったが、一週間後には好ポイントで竿を出す太公望でにぎわいを見せていた。自然豊かな清流で、美しい若アユの心地よい引きを楽しみながら13~18センチを2日間で72匹の釣果。待ちに待った友釣りの感動とともに、今シーズンの各河川の解禁情報をお伝えしよう。(スポニチAPC、鮎匠会会長・横山 芳和)

 今月上旬、有田川栗生地区の久保田おとり店に午前7時に到着。名手の店主に状況を聞き、早々に百菜屋前の瀬に入った。既に好ポイントには釣人がいて、空いた瀬に立った。水量は平水近くまで回復し、水温は13度と低い。おとりアユをセットして瀬脇をゆっくりと泳がせるが反応はなく、瀬の中も皆無だった。そこで、移動して緩やかな流れの深場に沈む大石に狙いを定めておとりアユを止めて待った。

 すると、目印がスゥーッと水中に飲み込まれるアタリで竿を立てた。久々に味わうアユの引きを楽しみながら引き抜くと、18センチの黄色い追星をまとった美アユに感動が沸き上がった。その後は、初期と釣り荒れの影響で連発はないものの、天然遡上のびりアユを含めて拾い釣りしていった。昼食後は上流へ移動。水深のある瀬肩で良型が入れ掛かり、数を伸ばすことが出来た。この日の釣果は13~19センチを34匹と、満足の初釣りだった。

 翌日は日高川へ向かったが、本流はいまだ水量が高く濁りもあった。そこで、支流の寒川を選び中流域の瀬落ちの岩盤周りに追い気のある野アユが見えたので入川。水量は平水で水温は14度。オトリを深瀬に沈む黒光りする大石に送り込むと、すぐに水中でグラグラとハリを外そうと舞う野アユが目に入った。バレない様に丁寧に竿を絞りながら引き抜くと、この日最大の18センチの背ビレが長く黄色い美アユがタモに収まった。その後は、場所ムラが激しかったものの、同様のポイントを主体に狙い、12~18センチの若アユ38匹。2日間で72匹の釣果となった。

 今回は水深のある水通しの良い大石でおとりアユを止めて待つとともに、身切れ防止のため大きめのハリを使用した。両河川ともに魚影は濃いので、今後の水温上昇により成長した野アユが釣り人の期待に応えてくれだろう。

 <西日本各河川の予測>
 今シーズンも各河川には天然遡上アユが姿を見せ、漁協による放流も順調に行われて解禁を待っている。既に解禁した河川もあるが、追い気のある縄張りアユの姿が友釣りファンのテンションを高めている。

 各漁協の解禁情報は別紙の通りだが、特に注目される河川を紹介する。今年の海産天然遡上は、昨年まで低迷していた日本海側の好調が特記されるところだ。太平洋側は、平年並みからやや低調な状況といえる。琵琶湖産においても、平年以上の生息数だが、減水で遡上は遅れている。

 全体的に寒暖差が激しく、いまだ寒さが残る気候状況と減水気味だった河川水量の影響で遡上が遅れている。また、魚体も小ぶり傾向だが、今後の水温と水量の上昇によって好転するだろう。

 好調な海産天然遡上河川は、太平洋側の和歌山・有田川や日高川、高知県の四万十川だ。飛騨川水系では、上流の郡上漁協管内にまで遡上して苔(こけ)をはむ姿が見え、期待できる。日本海側では、福井県の九頭竜川が絶好調だ。そして富山県・神通川、鳥取県・日野川が数と型ともにそろいそうだ。

 琵琶湖に直結する安曇川・広瀬漁協管内は今年も安定感十分で、釣り人を満足させる。また、最近話題のダム湖産の強烈な追いが楽しめる高知県・鏡川も注目したい。放流河川では、キャンプ場からすぐに竿出し出来て、放流量も多い滋賀・愛知川上流。大アユ狙いで高知・吉野川上流の嶺北漁協は、7月1日の支流解禁日から泣き尺サイズが強烈な引きで迎えてくれる。この他、愛媛・面河川は清流の美アユが迎える。京都・上桂川、岡山・高梁川水系新見漁協管内でも良型の数釣りが楽しめるだろう。

 コロナ禍で各漁協は地域や関係箇所との調整及び、対策に尽力して釣り人の受け入れ準備をしている。私たち釣り人も、これらの実情を認識して十分な対策と配慮を尽くし、安全にアユ釣りを楽しみましょう。

 ※一部では解禁の延期や中止の漁協があるため、釣行直前の確認は必須です。

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