イサキ五目満喫 

[ 2021年4月29日 07:01 ]

メジナを上げた中山さん
Photo By スポニチ

 初夏の好ターゲットとして人気のイサキ。群れで回遊し、遊泳層に入ると当たりが続き入れ食いも。各所で順調な釣果が出る中、ここ東伊豆・伊東沖は大型ゲットの穴場的な存在。40センチに迫るビッグ1を夢見て狙ったのだが…。(スポニチAPC・林 悠二)

 ◎伊東・加納丸
 7月に産卵期を控えたイサキ。これから徐々に抱卵が進み、ピークの6月には“腹パン”のジャンボが主流となる。中でも35~40センチの特大が顔を見せ、マダイやシマアジなども交じるなど知る人ぞ知る好釣り場だ。

 この朝、マスク姿の5人を乗せた加納丸。ポイントは富士山、伊豆大島、初島などが見渡せる景色抜群の川奈沖だ。

 「指示ダナは水面からビシまでの高さ。タナ30メートルならラインを35メートル送り、段を付けてコマセを振り出しタナで当たり待ち。タナ取りが決め手です」――加納隆船長の釣り方レクチャー。「30メートル」「25メートル」「今度は5メートル上げて」。タナが目まぐるしく変化する。岩礁帯で油断すると根掛かりも。

 夜明け第1号は28センチの本命。時季的に腹の膨らみは足りない。次いで強い引きを見せた2匹目は、35センチ級メジナ。これはイケそう。ワクワク気分での滑り出しだ。

 ところが潮が澄んでいて早々に餌取り出現。ウマヅラハギが各所で上がり、付け餌が1分と持たない大苦戦が始まった。

 この状況下で、連発ヒットを楽しんでいたのが平塚市の中山紘一さん(39=公務員)だった。

 「初イサキで、全くの手探り。予約の時に仕掛けなど、優しく説明されてウキウキ気分での釣行」。みんながまだ2~3匹の中、2時間ほどで8匹。竿が大きくカーブした主はメジナ。そしてウマヅラハギも追加。

 本命を一荷で釣り上げた人も。相模原市の岩屋徳治さん(70)。「つい先日は15匹上げました。娘夫婦と孫が魚大好きで、帰りを待っているんです」と、良型を手にニッコリ。

 本命も掛かるがすぐに餌取りが現れる。場所の移動も激しかったこの日。いつもの調子が出ないまま迎えた納竿。本命イサキの特大は最後まで姿を見せず、中山さんと岩屋さんが共に14匹で竿頭。ひそかに期待したマダイ、シマアジもこの日は不発。しかし、メジナ、大型ウマヅラ、マアジ…が掛かり、釣果に彩りを添えてくれていた。

 結果的には不完全燃焼の一日だったが、雨や曇天、潮の濁った日のリベンジを考えている。

 ▼餌取り対策 コマセの詰め替え、餌の点検…小まめな手返しが大切。餌が目立たないようにハリのチモトの夜光、蛍光玉を外したい。船の移動後は餌取りが少なく、ヒットのチャンス大。付け餌はオキアミの他、餌持ちの良い持参のイカ短冊、赤染めイカ玉も有効だ。

 ▼加納隆船長の話 潮が澄んで餌取りが大発生。数日前に大シケがありましたが、東伊豆は南寄りのシケは潮が沖に払い出して澄むんです。こんな時は手返し良く仕掛けを入れ替えるのがコツ。現在、30メートル前後を攻めていますが梅雨時に向けて15~20メートルダチで入れ食いも。既に大型が姿を見せ始めましたが、本番はこれから。今季も期待が持てそう。

 ▼釣況 東日本釣宿連合会所属、伊東・加納丸=(電)0557(37)0681。乗合は午前4時半集合、料金はコマセ、氷付き1万2000円。午後船もあり。

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