乗っ込み期!止まらん52匹 硬さ、大きさ、形状…絶妙な餌加減で誘導

[ 2021年4月3日 07:02 ]

ヘラブナ釣り3回目の中野さんも1匹       
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  埼玉県寄居町の円良田湖。春らんまんとあって草木は芽吹き、負けずと25~40センチ超級のヘラブナも乗っ込み態勢で食い気も旺盛だ。(スポニチAPC・上田 観水)

 毎年、養殖ベラの放流も多く連日、強烈な引きを見せて50~80匹超が釣れている。

 「乗っ込み期の動きは?」と訪れた。

 乗っ込みベラを狙うにはポイント選びが重要とあって湖を一巡する。

 ハタキ(産卵)の様子はないが、ハタキは波状的に行われるとあって、その合間なのかと思いつつ羅漢岬へ。配水塔下では森田茂夫さん(76=あきる野市)が13尺竿を使って、カケ上がりを「マッハ、セットアップ」の上餌で38センチ段差、約2メートルの深宙釣り。

 「待ち釣り(時間を要する釣り)だが、1時間当たり5匹以上の釣りです」と入れ食いに近い状態に満足顔だ。

 常菅桟橋を見ると、奥の岸寄りで「ヘラ釣りは3回目」という中野雅芳さん(56=運転手、さいたま市)が竿を出していた。18尺竿、道糸1号。上ハリス0・6号25センチ、ハリ6号「コウテン、段差バラケ」が上餌。下ハリス0・4号50センチでハリ3号に「感嘆2」が食わせ餌。オモリべタ(オモリを底に着けた釣り方)で餌を打ち込み約2分、風流れで傾いていたウキがファッと立つと、堀弘之さん(67=会社員、深谷市)が「はい!合わせて」と掛け声。中野さんは、先調子の竿を大きく曲げて尺上を取り込み、ツ抜けだ。

 堀さんは釣り歴50年近いとあって「“初心者は底釣りから”という両ダンゴ餌の底釣りからとの教えですが、魚影は濃くスレ当たりが多いので、仕掛けを替えて確実な当たりをと。理解は早いですよ」と“愛弟子”の釣果に目を細めながら、自らは13尺竿で約1メートルタナの宙釣り。

 魚が騒ぎ過ぎるのでタナを上げ、ハリス段差42センチ。餌「カルネバ、サナギパワー」の特性を生かし、餌がタナに届いたウキのサインが1目盛り戻してツン。食わせの餌「力玉ハード2」をくわえて30センチ級が顔を出した。「ほとんど27~33センチで引きが良いですね」

 しかし、餌慣れの魚が相手だ。餌打ちで下から上へとタナを変え、ヘラを誘導するように上餌の硬さや粘り、時には大きさや四角、三角と形状まで魚の動きに従った餌加減で52匹釣り上げた。

 ヘラの動きは活発。ドン深の上に設置された旅館下、梨の木桟橋などでは、物陰に安住のエリアを求めるへラを短竿で竿いっぱいのタナを狙う。東岸の流れ込みから常菅桟橋突端にかけては山並みの傾斜で、カケ上がりの底を狙うのがお勧め。乗っ込み期は回遊路とあって好条件だが、毎年の養殖ベラ放流(今年は2トン強=事務所の話)で魚影は濃く、いつでもどこでも釣り方次第で大釣りができる。

 ▼釣況 円良田湖管理事務所=(電)048(581)8511。入漁料は前売り800円(現場売り1500円)。料金(全て入漁料込み)=ボート2800円、桟橋2100円。規定=8尺以下の竿の使用は禁止。

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