乗っ込み気配!!束狙う熟練の技咲く 食わせ餌で誘う 42センチ超も

[ 2021年3月6日 07:16 ]

段差の底釣りで狙っていた和田さん  
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 【ブラヘナ大作戦】埼玉県毛呂山町のみのわだ湖でヘラブナが釣れている。春の風雨で湖水がかくはんされ、水深約6メートルの深場からタナを上げて巣離れ。カケ上がりから産卵床を求めて乗っ込み気配で、束釣り(100匹)も楽しめそうだ。(スポニチAPC・上田観水)

 梅が咲き、桜の開花が待たれる季節だ。ヘラブナの巣離れから乗っ込みは、平場から準山上湖へ移り変わる。

 スリバチ桟橋(図(1))で出会ったのは「体調次第で1日置きに釣行する」と話す、入間市の田口清作さん(84)。半世紀以上通っているというみのわだの主だ。2日前にホテル下桟橋(図(3))で42センチ超を交えて56匹釣り上げた。「柳の下で2匹目のドジョウを…」と訪れたが、そこは混雑していて入釣できず、スリバチ桟橋を選んだ。9尺竿、道糸は0・8号、上ハリス0・6号、8号のハリを使って10センチ。下は0・2号で40センチの段差仕掛け。「コウテン」に「粘麩」「凄麩」などを調整用として仕上げた上餌に、食わせ餌の「力玉」を1メートルダナへ落とし込んで軽く誘い上げ、上餌をバラケさせて追わせるように下餌へ誘うとツン。尺上のきれいなへラを釣り上げた。

 「受け、触り、食わせへのあおりが出る位置で抜き、毎投同じ位置となじみ幅で抜きバラケ餌の中に『力玉』を置き、食わせるのがコツ」という釣法でツ抜けだ。

 しかし「ここも入漁者が多く魚がおびえて数が伸びない」とお昼で28匹を釣り上げ、納竿した。

 「オーナーカップヘラ金勝杯などの釣り大会で入賞した」というトーナメンターの和田真一さん(56=会社員、朝霞市)は、例会が行われる桟橋「事務所下」で14尺竿を使い、上ハリス7センチ、6号バリ、下ハリスは0・2号で40センチ2号バリ。餌は「感嘆」の段差の底釣りで35センチ前後を22匹釣り上げた。「上ずりを感じる」と10尺竿に替え宙釣りを試みたが「攻め方が難しい」と話す。数は伸びないようで、釣り場によるヘラの動きや違いを感じつつ「これがヘラ釣りの醍醐味(だいごみ)」と、春の釣りを楽しんでいた。

 「巣離れは底をはうように」と言われる。同湖ではエン堤の深場から湖上橋から流れ込むミオ筋のカケ上がり、東側はスリバチから北山橋へ、西(図(2))はエン堤水門からガケ下、西の入江桟橋へ向かって始まる。入江内は産卵床とされ立ち入り禁止で釣りはできない。良型のハタキに近いモジリも見られたので乗っ込みは始まっているとみられる。

 人気のホテル前桟橋ではヘラの動きに留意して有望ダナを攻めるのが効果的だ。

 産卵の体力維持にと摂餌活動が旺盛になる乗っ込み期は大量放流(本年はコロナ関係で少なく2・2トン放流=事務所の話)もある。絶好のヘラブナシーズンの到来だ。

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