春を先取りマダイ2キロ級

[ 2021年2月26日 13:57 ]

筆者が釣り上げたのは2キロ級。タナを上げて狙った
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 【真説フィッシング】軟調子の長竿がギューンッと曲がる瞬間に、独特の強い3段引き。そして深紅の容姿が美しい。釣り人が愛してやまないマダイ。静岡県沼津・常勝丸が攻める沼津湾の深場で好模様。早速、釣行してきた。(芝 真也)

 年間を通して狙えるマダイ。水温の下がる冬場は、餌取りも少なくなり、じっくりと狙うことができる。「深場でぼちぼち食いだしました。反応は多いので楽しめそうです。当たりの数が少なくなる時季ですが、粘り強く狙ってみてください」と、話してくれたのは常勝丸・鈴木茂船長。ゲストも少なくなるので、ヒット数は減るが、寒い中でも動ける型物の可能性が高く、期待ができる。今シーズンは、すでに3~5キロ級の良型も仕留められており、マダイフリークにとって、狙い目の季節。
 午前6時に、筆者を含めて8人の釣り人を乗せて出船。仕掛けは、ハリス3~4号×10メートル。ビシは80号。港から20分ほど走り、水深95メートル前後のポイントで「やってみましょう。タナは80メートルです」と合図が出てスタート。

 ビシから投入して、長いハリスが絡まないようアシスト。コマセで魚を浮かせて狙うので、ビシを深く沈めないよう指示ダナの7メートル下でストップ。そこからコマセを振り出しながら巻き上げて合わせた。しばらくすると「反応が、だいぶ上がってくるから78メートルにしてください」とタナ指示の変更。すると、右舷トモでヒット。やりとりを開始したが…残念無念のフックアウト。

 続いて左舷側でもヒットが訪れたが…巻き上げ途中に外れてしまった様子。ハリ掛かりが浅いようで、ヒットしても魚の姿が見られない。

 潮はそれほど流れていないようで、船は潮まわりせず流しっぱなし。反応は、出たり入ったりを繰り返している様子で「高めの反応もあり、幅広く出ていますよ」と船長。今にも食ってきそうな状況だが、なかなかヒットに至らない。船長からの情報も合わせて考え「タナは少し上かも?」と思い、指示ダナの2メートル上で待ってみた。

 2分ほど置き竿にした後、ゆっくり大きく、竿で誘い上げ、再び置き竿に。ほどなくすると「ギューンッ!」。竿が海面に突き刺さりヒット!キーパーから竿を外して、やりとり開始。ズルズルッと糸を引き出す強い引きと、手に伝わる重量感から、まずまずの型の様子。食いが浅く、バラシが多い当日、慎重に手巻きで応戦。独特な3段引きを見せてくれ上がってきたのは2キロ級の良型だった。

 「春の濁りも入り始め、水温も少しずつ上がってきています。浅場のポイントでもマダイの反応は見えているので、水温が高くなれば食いだしそうな気配。乗っ込み第1陣は早いかもしれないですよ」と、船長は今後の展望を話してくれた。マダイファンにとって待望の春が、もうすぐそこまで来ている。

 ○…タナ取り後、置き竿でコマセがポロポロと出ている状態が理想的だが、水深のある深場は、糸フケが多くなるので、コマセが出にくい。1~2分に1回、竿を大きく動かし、コマセを振り出してやると良い。同時に誘いにもなる。

 ○…水温の下がる冬場は、マダイの動きがスローになり、ハリ掛かりが悪いことも。「最初から電動でやりとりするとバラシが多いですね。10メートルぐらいは、手巻きで丁寧にやりとりをしてください」と、船長からのアドバイス。

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