寒風吹き飛ばす良型ホッケ見~っけ

[ 2021年1月25日 07:56 ]

厳しい寒さの中、良型のホッケを釣り上げた木村さん
Photo By スポニチ

 【純平の磯リポート】風雪が吹き付ける中、青森県の西海岸に行ってきた。クロダイはカラ振りでも季節の魚、ホッケがお土産になった。(スポニチAPC・小林 純平)

 しばらく続いていた東北の暖冬が一変して厳しい寒さに見舞われている。深浦町の横磯漁港には寒風を吹き飛ばす元気な釣り人が並んでいた。クロダイ釣りでも人気がある漁港堤防だが、ホッケ釣りの好ポイントとしても知られている。

 この日は、釣り仲間の木村照男さん(54=会社員、西津軽郡)と合流して早速、釣り開始。タナは約6メートル、堤防の先端20メートル付近から沖向きを狙う。だが、数回投入したがオキアミは残ってくることはない。マルキユーの練り餌「食い渋りイエロー」に替えても同様だ。気温は氷点下でも海水温は、まだまだ高いようで小魚の動きは活発だ。

 木村さんは、堤防の際狙いを繰り返していたが、30分もたたずに30センチクラスのホッケを釣り上げた。タナは4メートルと浅いが、ある程度の群れが接岸しているようで、先客にも同サイズのホッケが釣れ続いている。

 だが、攻略ポイントが離れているせいか筆者には当たりが全く出ない。時たまフグの仕業と思われるがハリまで消えてしまう。ウキに変化が出ない状況下では動きがない分、指先が使い捨てカイロを使っていても寒さでしびれるぐらいだ。

 ようやく当たりが出始めたのは潮が幾分沖に流れるようになってからである。だが、ハリ掛かりするのはクロダイではなくフグやローソクホッケと呼ばれている細くて小さいサイズである。周りでは、40センチを超すぐらいのジャンボホッケを抜き上げて大喜びしている釣り人がいるのに…。

 十数匹の釣果を得ている木村さんが良型のアイナメをゲット、うれしいお土産である。2人で昼すぎまで粘るも本命のクロダイの姿は見ることはできなかったが、数年前には全く釣れなかったホッケも最近は回復。群れが接岸するようになり時には入れ食いもあり、冬場の釣りとして楽しむことができる。

 西海岸では入前崎や沢辺漁港周辺、舮作漁港堤防なども人気のあるホッケ釣り場だ。防寒対策とライフジャケットは忘れないでほしい。

 昨年11月に81歳で亡くなった「釣りキチ三平」の漫画家、矢口高雄さんの評伝「釣りキチ三平の夢 矢口高雄外伝」(税別1600円)が世界文化社から発売された。

 元全国紙記者の藤沢志穂子さんが、秋田支局時代から重ねた30回以上の矢口さんへの取材を基に執筆。昭和の釣り少年なら一度は目にしたはずの「三平」だけでなく、自然や農村をテーマに描き続けた作家活動と人生に切り込んでいる。

 「自然と文明」「地方と都会」は古びることのないテーマ。「マタギ」「釣りバカたち」など名作ぞろいの矢口漫画とともに読みたい一冊。

 ▼釣況 深浦町・権兵衛釣具店=(電)0173(76)2722。

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