師走の仙台湾で五目締め 数より型狙い奏功

[ 2020年12月25日 07:19 ]

「さあどうだ」とばかりに秋葉さんは肉厚のマコガレイ
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 【菅野順也の釣り巡礼】餌が豊富な隠れ家は魚のオアシス、天然の根周りには大型の魚が居着く。ポイントが広範囲に点在する宮城県仙台湾閖上沖で、師走の食卓を彩るおいしい魚を五目で狙った。(スポニチAPC・菅野 順也)

 「このあたりには天然の根があり広範囲に点在しています。カレイ類を中心にいろいろな種類の魚が釣れるので人気があります。今日は数より型が出るポイントを探ってみましょう」と、話す遠藤学船長。午前5時半に閖上港から出船した永勝丸は航程40分で水深32メートルの根周りに到着。使用するのは3本バリの小型片天ビン仕掛け。1本のハリに青イソメを2匹ずつ縫い刺しにして装着。海底にオモリが届いたらリズミカルに小突いて誘うのがこの釣りのスタイルだ。

 ゴツゴツとした感触で海底の鋭い起伏が伝わってくる。根掛かりはつきもので仕方ないが、ハリだけ掛かっているうちに小刻みに竿をあおればたいていは外すことができる。仕掛けをベタ置きにするとオモリごと根掛かりするので注意したい。

 薄暗いうちから釣りを開始したので、変わったゲストから登場する。「ガツン、ガツン」と激しく竿を揺らした、仙台市・秋葉実さん(62=会社員)は「着底してすぐに根掛かりかと、がっかりしたら急に強い引きに変わったから驚きました。妻が好きな魚なので喜んでもらえそうです」と珍客、68センチのアナゴとご対面。

 私の竿にも重量感のある手応えが伝わった。数回ドラグを滑らせて道糸を出しながら45センチのマコガレイが浮上した。カレイ専用のショートロッドでのやり取りはとてもスリリングだ。続けて同行した長男の真海(13=中1)も大きく竿を曲げた。「弱い当たりを感じたから鋭く合わせを入れたら急に重くなったよ。上がってみてビックリした」と、38、40センチのマコガレイをダブルで釣り上げた。直後に強烈な当たりが来て、私は52センチのアイナメだ。

 造園業の仕事を55年間やり遂げたという、仙台市・行方俊之さん(72)は「釣りは小学生になる前に松島湾のハゼからです。私の人生に欠かせないものです。マコガレイの煮つけがうまいですね」と大型のカレイ類を連発していた。

 当日釣れたのは他にイシガレイ、ナメタガレイ、カナガシラ、黒メバルなど、年末にふさわしいおいしい魚がそろった。

 遠藤船長によると「まだ水温が高めなので、フグが多いときはハリスの傷に気を付けてください。餌も常に新しいものに付け替えるのがうまく食わせるコツです」とのこと。

 今後、水温が下がれば砂地でのマガレイと根まわりの黒メバルも加わる予想。仙台湾は冬場も釣り物が盛りだくさんだ。

 ▼当日使用のタックル 竿=がまかつ「がま船 鰈幻粋M1・65メートル」、仕掛け=同「ナノ船カレイ仕掛(ロング)」14号+蒲克工房「タコベイト集魚板」各色。道糸=ヤマトヨ「PE JIGGING 8 BRAIDED」2号。

 ▼釣況 東北地区東日本釣宿連合会所属、閖上・永勝丸=(電)090(8255)6083。出船は午前5時半。乗合料金8000円(餌付き)。

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