ワカサギ氷の呼吸 束超えへ“全集中” 大ヒット!!ドーム船でヌクヌク

[ 2020年12月18日 07:18 ]

快調に釣り上げていた鈴木さん
Photo By スポニチ

 【ガイド】福島県桧原湖のワカサギが釣れている。磐梯山の噴火でできた湖の水は澄み、釣趣・食味ともに釣り人の心を捉えて離さない魅力がある。(スポニチAPC・菅野 順也)

 「乗船人数を減らして、席の間隔を確保、釣り座間に仕切りの設置、終了後に消毒の実施、マスク着用の徹底など、さまざまな対策をして今シーズンも皆さんに楽しんでいただいています」と話すのは温泉民宿ひばら・3代目、伊藤毅(たける)さんだ。

 湖畔の桟橋からモーターボートに乗り、30秒でドーム船に到着。私が到着した午前10時には、朝のラッシュが終了して食いが一段落していた。しかし、この渋い時間にこそ腕を発揮できるとあって、皆さん魚群探知機を見つめながら誘いに徹していた。

 タナは9・5メートル。底付近に反応が表れた。静寂の時間に「キュイーン」と電動リールの音を鳴らした、郡山市・鈴木悦子さん(43=会社員)は「他の釣りはすぐに飽きてしまいますが、これだけは集中が続きます。んっ!というちょっとした違和感があれば即合わせを心掛けています。この難しさが面白くてたまりませんね」と、妖精の機嫌を操りまた1匹追加した。

 それを見ていたお隣のご主人、大二郎さん(43=会社員)は「いつも2人でワカサギ釣りを楽しんでいます。遊びでは私がほとんど勝っているのに、大会に参加すると、妻が底力を発揮して上位になります。毎回必ずなので悔しい限りですよ」と和気あいあいながらも釣果は本気モードだ。

 小学校時代からの幼なじみ2人で釣行の、新潟市・佐藤勇一さん(52=会社役員)は「日ごろから餌をこまめに変えるようにしています。穂先のわずかな当たりが見えるように静かに誘うことも大切だと思います」と途中経過で100匹ほどの釣果。同行の新潟市・阿部直人さん(52=会社員)は「常に旬の釣り物を追いかけています。夏は船でルアーのスズキなど、1年中違った魚を狙うので休みがありませんね」と真剣なまなざしで集中していた。

 食いが渋めだったが、当日の竿頭は216匹の釣果。伊藤さんによれば「昨年は結氷せず穴釣りができませんでした。その分、2年魚がたくさん残っていて今年釣れています。さらに、卵ではなく稚魚にしてから放流する事業も成功しています。2億2300万粒の卵から1億9500万匹の稚魚が誕生しました。解禁直後には865匹という釣果も出ました。現在はターンオーバーで濁りが発生する日もありますが、水温が落ち着けば、また魚の活性が上がる予想です」とのこと。

 昨年より冬らしくなることが予測されている。寒さが苦手でも心配はご無用、暖かドーム船へどうぞ。

 ▼釣況 東北地区東日本釣宿連合会所属、桧原湖・温泉民宿ひばら=(電)0241(34)2368。ドーム船+遊魚券4200円から。随時送迎。要予約。

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