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船長直伝“オモリ置き”で楽々 マダラ良型4~5キロ

[ 2020年12月6日 07:17 ]

浅沼さんは良型を連発
Photo By スポニチ

 【東北の釣り】岩手県宮古沖でマダラが釣れている。この時季ならではの釣法で攻略。一方、日本海側では“寒クロ”のシーズンが開幕した。

 ◎岩手・宮古の佐々木釣具店

 午前5時に出船した平進丸は航程1時間半で宮古沖の根が点在するポイントに到着。3~5本バリの胴突仕掛けが船の後方から順番に投入された。

 「根掛かり防止で捨て糸は長めの1・5メートル。餌は油の匂いが誘いになるのでサンマ切り身の食いが一番。誘いは船任せ、合わせは魚任せで十分。マダラは大食漢のイメージもあるが、今は警戒心の強い時季。当たりの前ブレを感じてもハリに掛からなかったら糸を送って、オモリを置くと食い込みが良くなる」とコツを話す佐々木船長。1流し目は潮定めとなったが、2流し目からマダラの食いにスイッチが入って当たりが連鎖した。

 ひときわ大きく竿を曲げた盛岡市・浅沼修さん(62)は「定年後は魚釣りが一番の楽しみです。渓流にアユ、何でもこなします。船も月に2回は欠かせませんよ」と良型を連発。

 最後の流しでは私の竿に数回前ブレだけが現れたがハリ掛かりしない。ここで初めに船長から聞いたコツを実行してみた。再び「コンコン」と穂先の小気味良い動きを確認して、リールのクラッチを切ってオモリをそっと置いた。根掛かりを回避すべく、オモリが持ち上がる寸前のテンションで待つと「ゴンゴンゴン!」。はっきり分かる違う振幅に変化した。「はい、これで終了です」の声で巻き上げるとずっしり重みが乗った。上がったのは4~5キロクラスの3点掛け。うち2匹にはたっぷりと白子が入っていた。佐々木船長直伝の技を試した成果だ!(スポニチAPC・菅野 順也)

 ▼当日使用のタックル ハリ=がまかつ「がま深海」22号、幹糸=ヤマトヨテグス「フロロハリス」16号、ハリス=同12号。

 ▼釣況 東北地区東日本釣宿連合会所属、岩手県宮古・佐々木釣具店(平進丸)=(電)0193(62)5245。午前4時半集合。乗合料金1万2000円(氷付き・餌別)。

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