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テンション上が~るF5ドラゴン ガチ勝負何とかオデコ回避

[ 2020年12月2日 07:18 ]

ドラゴン級を釣り上げたが…
Photo By スポニチ

 【富士村彩花のあやかりフィッシング】モデルで釣りガールの富士村彩花が参戦したのは深川・吉野屋でこのほど開催された第4回「タチウオ女王決定戦」。参加者は女性だけ。ドラゴンを狙って冬の海に挑んだ。

 午前6時。吉野屋には女性、女性、女性。普段から女性の釣り客も多い船宿だが、今日は普段以上の華やかさがある。大会に参加するため、10歳の女の子からメーカー所属の釣りガールまで総勢18人の女性アングラーがここに集結しているのだ。ドキドキしながら乗船すると、女性たちは黙々とルアーのセッティングをしている。慣れた手つきでプライヤーを扱い、着々と準備を進めていく。おお…これは“ガチ”だ。午前7時、いざ出船!

 この日は幸い晴れてはいるものの10メートルを超える北風。強風にあおられながら釣り場へ向かう。最初のポイントは湾奥。この水深13メートルの超浅場に極太ドラゴンが潜んでいるという。事前に情報収集をし、「最近はシルエットの小さいものが良い」と聞いていたので、直近まで何度も当たりを出していたピンク×シルバーのTGジグを投入。水深が10メートルちょっとしかないため、直下に落とすと探ってくるレンジがどうしても狭くなってしまう。周囲に気をつけながらアンダーキャストし、なるべく広範囲を攻めていく。

 まるでコンプレッサーに吹きつけられたかのような強風に全身をあおられ、吹き飛ばされそうになりながら、踏ん張って耐える参加者たち。「今日はつけまつげをつけてこなくて正解だったな~、つけていたら吹っ飛んでたな~」なんてぼんやり考えていたら、胴の方でザワッと気配が。右舷胴の参加者にメーター超えのドラゴンが!大森健吾船長が「ここはデカいのいるからね!頑張ってよ~!」とアナウンス。

 本当にこんな浅場にドラゴンがいるんだ、と参加者たちの顔にも気合が入る。何度かポイントを替えるたびに、あちらこちらでドラゴンが上がる。どうやら金色のジグがよく当たっているらしい。筆者もすぐに赤×金のTGジグに変更。ゆっくりユラユラ誘う。すると程なくしてグッ、グググ!と竿が大きく曲がり待望のタチウオが乗った!ジジッとドラグが出る。大物の予感。バラさないように慎重に、ゆっくり巻き上げてくる。顔を見せたのはF5(指5本幅)はあろうかというドラゴン級タチウオ!よかった~まずはオデコ回避。強風でミヨシ側はなかなか厳しかったものの、胴の中からトモの方ではメーター超えがバタバタと上がり、激しいドラゴン勝負に。沖に進んだ別のポイントでは数もそこそこに釣れて船全体も盛り上がったが、朝イチのポイントでのドラゴンGETが勝敗を分けたようだ。

 ◯…今大会はタチウオ2匹の総重量で結果が決まる。激しい戦いを制し、見事“サーベルクイーン”に輝いたのは千葉県成田市の神谷美樹さん(36)。2匹で2448グラム。2位は板橋区の原沢絵梨さん(39)で2330グラム、3位に同区の佐々木晶子さん(42)2246グラムとまさに大接戦であった。

 ◆富士村 彩花(ふじむら・あやか)1988年(昭63)、北海道生まれ。慶大環境情報学部卒。モデルとして活躍中。趣味は釣り。最近ハマっている釣りはルアーマゴチ。

 ▼釣況 東日本釣宿連合会所属、深川・吉野屋=(電)03(3644)3562。出船は午前7時。乗合料金1万円。女性・高校生7500円。中学生以下5000円。

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