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25センチ超 マアジのラッシュ!! 餌を“王者カラー”赤に換えたら大当たり!!

[ 2020年11月30日 14:40 ]

笑顔でダブル捕りしたアジを見せる内藤大助(撮影日:2020年11月18日)=撮影・河野 光希
Photo By スポニチ

 【大助が釣る!】プロボクシングの元WBC世界フライ級チャンピオンの内藤大助が釣りに挑戦する「大助が釣る!」がスタート。初回はいま釣れ盛っている東京湾のマアジ。葛西橋・第二泉水に乗船した。

 これだから釣りはやめられない。ハマるね。おなかもすかないもん。

 既に30匹ぐらい釣っているけど、最後のポイントとなった横浜沖の水深25メートルでは25センチ超の良型アジが連発した。タナは道糸のマーカーを見ながら水面から取って15メートル。コマセを振って待っているとすぐに当たりが出る。ボクシングでいう“ラッシュ”。リズムに乗って釣りまくっていたら小倉裕士船長が「そろそろ上がっていきましょう」。ちょっと待って。もう少し釣らせてよ~。

 とはいうものの最初は苦戦した。指示ダナは底から2~3メートル。1メートル上げてコマセを振り、2メートルで待つ。フェイントをかけるつもりで竿を動かして誘っていたのが悪かったのかな?魚は釣れないし、上げてくると仕掛けが絡んでいる。3本バリを2本バリに替えて、小倉船長が「餌をイカの赤短に替えてみたら」と言うからやってみたらこれが大当たり。

 赤色は大好きだ。何と言ってもリングで赤コーナーにいるのはチャンピオンだからね。

 生まれ育ったのが北海道豊浦町。実家は海に近くて子供の頃から堤防で釣りをした。釣れるのはアブラコ(アイナメ)やチカ。母親は厳しい人で、僕のことを褒めてくれたことは皆無だったけど、釣れた魚を持って帰ると「おー、よしよし」と機嫌が良かった。

 中学生時代にひどいいじめに遭って、つらい時も釣りをした。竿先に集中していると嫌なことも全て忘れられた。最近、父親が亡くなって北海道へ帰った時も兄貴と釣りをした。僕は釣りが好きなんだな、と改めて思った。

 今回、たくさん釣ったのはいいけど、さばけないのが悩みの種だ。これから料理学校にでも通おうかな。

 ◆内藤 大助(ないとう・だいすけ)1974年(昭49)8月30日生まれ、北海道豊浦町出身の46歳。07年、WBC世界フライ級王座獲得。戦績は42試合36勝(23KO)3敗3分け。11年に引退後はタレントとして活躍中。

 ▼同釣記 7月に本紙「我が道」の連載を担当し、内藤さんが釣り好きであることを知った。アジが釣れだしてからの集中力はさすが元世界チャンピオン。「釣りもそうだけど、僕は山菜採りとか砂金すくいとか“得する”ことが大好きなんです」と言う。「得すること」とは一生懸命やれば“報酬”が得られるもののこと。ボクシングもそうだったのだろう。小倉船長のリクエストで船室の壁にサイン。同乗した釣り人と気さくに話し終始、笑顔の内藤さん。やっぱりイイ人だなあ。(笠原 然朗)

 ◆動画 内藤の奮闘ぶりはYouTube「スポニチチャンネル」でお楽しみいただけます。  

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