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グイグイ バリ食い4キロ ワラサ 朝イチがチャンスタイム

[ 2020年11月13日 14:55 ]

大村さんが釣ったのはこれぞワラサの良型
Photo By スポニチ

 【真説フィッシング】秋からの好ターゲット、ワラサが、初島周辺で開幕。ロッドをひん曲げる強烈な引きが、この釣りの大きな魅力。静岡県網代・ゆたか丸から狙ってきた。(芝真也)

 剣崎沖、下田沖に続いて、初島沖周辺でもワラサの釣果が出始めた。「反応は、早くから見えていましたが、ようやくコマセで食うようになりました。水温の下がるこれからが楽しみです」と、ゆたか丸・森野孝船長。

 今シーズンは、約1カ月ほど遅れてのスタート。仕掛けは、ハリス6~8号×6~8メートルが基準。食いが良い状況ならば10号以上。活性の低いような時は、4~5号と細めを使う。

 現在のポイントは網代沖。定刻の午前6時30分に「始めてください。タナは下から10メートルです」の合図でスタート。水深は60メートル前後。ビシが着底したら、糸フケを取り、2~3メートル巻き上げてから、大きく竿を振ってコマセを振り出しながら指示ダナにビシの位置を合わせる。朝イチはチャンスタイムとなることが多く、期待の時間。「1匹当たると追い食いしてきます。マメに手返しを行って誘ってください」と船長。1~2分待って、当たりが訪れなければ、回収してコマセの詰め替え。ワラサ釣りはチームワークの釣り。船中で協力してコマセをまいて、ワラサを呼び込むことが大切になる。

 「だんだん反応が良くなってきた。誰か当たりそうだよ。下からコマセをまき直してみて」と船長のアナウンスにも力がこもってきた。すると、右舷トモ側でヒット。それに続いて3人の竿が海面に突き刺さり、やりとりを開始。“バリ食い”タイムがスタートした。

 左舷トモ2番から竿を出していた小平市・岩田万由子さん(27=主婦)は、3・5キロ級の人生初ワラサをゲット。「引きが強くてビックリしました。やりとり中は頭の中が真っ白!夢中でした」と、息子の優くん(7=小2)と一緒に、はいポーズ。この後、2匹を追加して大満足!

 右舷ミヨシ2番から竿を出していた座間市・大村雅信さん(65=自営業)は腹ボテの4キロ級。「6号ハリスを切られたので、8号に替えてゲットできました。パワフルな引きが魅力。こいつはうまそうですね」とにっこり。

 網代沖の水温は22度前後と例年に比べて高い。水温の下がってくるこれからに期待が高まる。本命ポイントの初島沖でも反応は確認されている。こちらでも始まれば一気に爆釣モードに入りそうな気配。これからに期待大の網代沖だ。 

 ○…付け餌には沖アミを使う。餌取りが多い状況では、イカ短と沖アミを併用するのが定番。これでも太刀打ちできない時は、さらに餌持ちの良いマルキユー「特船オキアミ」などのワーム餌も有効になる。

 ○…脂ノリノリのおいしいワラサ。たくさん釣れると一度に食べきれない。そのような時は、冷凍保存がオススメ。切り身に塩を振り、余分な水分を拭き取った後、ラップで包みジッパー付き保存袋に入れ、空気を抜いて密封し冷凍庫へ。下味を付けて冷凍しておけば調理時間の短縮にもなる。

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