神引き連発30センチ超トラフグ

[ 2020年11月12日 07:06 ]

神農さんは“神技”でトラフグ
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【博覧釣記】野山が紅葉に染まり、朝晩の冷え込みを感じると、お待ちかねのお鍋の季節。中でも「フグ鍋」は食卓を豪華に盛り上げる。ビギナーでも、手軽に釣れるショウサイフグは大人気。今シーズンも千葉県大原沖は、数、型共に好調が続く。 (国友 博文)

 早朝の港では、新年の釣行でご一緒した江戸川区の神農健次さん(80=会社員)の姿を見つけてごあいさつ。今年の初釣り1投目で、見事トラフグを釣り上げた“幸フク”の持ち主だ。

 鈴木光雄船長はかじを握ると、迷うことなく太東沖の1級ポイントを目指す。船は横揺れして、フグ釣りには歓迎されないが、竿のコントロールと膝の動きでカバーするとしよう。水深25メートルからスタート。ファーストヒットは神農さんだ。「タナをとったらゴツゴツとすぐに来ました。家族や友達に一番人気ですね」と笑顔。

 オモリが着底したら、ハリス分上げて当たりを待つスタイルだ。すると、竿先にハッキリ分かる当たりだ。「ヨシ!」と即合わせを入れると「ゴギュン」と何とも言えない衝撃が手に伝わる。

 重量感タップリのグッドサイズを抜き上げると、滑稽な可愛い顔に笑みがこぼれる。

 フグ釣り、人生初挑戦の越谷市・大塚誠さん(61=会社員)も、楽々30センチオーバーを釣り上げる。

 「掛けた瞬間が気持ちよかったですね。昨晩ネットでチョロっと勉強したかいがありました」と初挑戦でもこの通り。続いてイナダも餌に飛び付いてくる。

 神農さんの竿が再びスゴい曲がりを見せると、デカそうだ!イナダか?海面にはフグだ、それもトラフグだ!周囲からは歓声が飛ぶ。「オモリの着底前に当たったからイナダかと思いました。やっと魚と会話が少しできるようになりました」とさすがはトラフグハンター。

 当たりが多くなって、船内が活気立つと、「ゴンゴン」とド派手な当たりだ。合わせが決まると、重い、とにかく重い。「イナダ君かなぁ~」。海面に目をやると、黒い斑点を確認。もしや?何とジャンボトラフグが自竿でも顔を出す!神農さんのタモに無事納まり2人でガッツポーズ。

 喜びを分かち合うと「今年もトラフグが多いですね」と船長も笑顔。そして、大塚さんがサプライズゲストのマダイを釣り上げ、フグ(福)に始まり、めでタイで締めくくり縁起よくお開きとなった。

◎人気の秘密
 道具が超シンプルで、竿、リール、カットウ仕掛けだけで楽しめる。極めれば奥深いが、ビギナーでも手軽に釣ることができる。釣れたフグは、船長がさばいて身欠きにしてくれるから心配ご無用。帰宅してからの料理も超簡単で、テッサ、唐揚げ、鍋は絶品のおいしさだ。

▼鈴木船長の一言
 フグの活性が上がると数を伸ばすチャンス。餌付けは、アオヤギの硬いベロを二つ折りにして刺すだけでOK。モタモタしてるとチャンスが逃げてしまう。竿を水平に構えて当たりがあれば、小さくシャープに即合わせが基本。当たりがなくても、一定のリズムで合わせを入れる。釣れない時は、仕掛けのトラブル、餌の有無を確認しよう!

▼釣況 東日本釣宿連合会所属、大原・幸盛丸=(電)0470(62)2267。集合は午前4時半。乗合料金9000円(氷付き)。付け餌のアオヤギは1パック500円。

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