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雪の便り聞こえても…後期群サケまだ狙える~斜里海岸~

[ 2020年11月12日 05:30 ]

当日の釣果
Photo By スポニチ

 【爆釣タックルほっかいどう】道内各地から雪の便りが聞こえる時季となった。お盆すぎから釣れ続いていた浜からのサケ釣りもほとんどの場所が終漁だ。しかし、魚影の濃さから例年数度釣行している道東オホーツク海の斜里海岸に限っては別。魚影は薄くなるものの、シケが続いて釣りにならなくなるまでは後期群と呼ばれ、小型の銀化サケとまれに釣れる可能性もあるというメジカサケも狙える時季となる。

 今シーズンは週末のシケも多く、先週末のわずかなナギを狙って今期2度目の斜里釣行となった。きれいな後期群のサケは不在だったが、久しぶりのサケの引きを楽しんできた。

 最盛期であれば釣り場確保が大変な現地だが、その心配もないのでゆっくりと走り、斜里町朱円海岸には7日午前4時すぎに到着。ポツポツと2台いた先客の車を横目で見つつ、波の死んでいるエリアをじっくりと探して4本の竿をセットして遅い夜明けを待った。仕掛けは定番のあわびフロート仕様で、オモリは三角の40号。餌は、まだいると聞いていた餌取りを考慮し塩で硬く締めたサンマのぶつ切りと、紅イカの合い掛けで夜明け前の1投目。いつもなら薄明るい時間から当たりが出るはずだが、この日は朝マズメが不発で時間が過ぎていく。

 夕方が満潮の小潮回りと良くない潮回りもあってか、同8時前まで餌取りに食われる餌の交換作業が続く。気が付くと1本の竿の道糸が大きくたるんでいて、かなり右手に流れていた仕掛けからサケの手応えが伝わってきた。1匹目なので慎重に寄せて、波打ち際に姿を見せたのは70センチほどのオスサケ。潮込み時合なのか、その後も餌を替えてすぐにメス確定の軽い当たり。手応えも軽くすんなりと寄ってきたのは50センチ級の細いメスサケで、これはリリースとした。潮の流れで時には海藻が付いて釣りにくい時間帯もあったが、お昼までと決めていた納竿間際にやや色の付いたオスを1匹追加し竿上げ。

 遠くの知床連山はもう冠雪していたが、ナギが続くことがあればまだまだサケが望めそうな雰囲気だった。(スポニチAPC・永井 良春)

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