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ヒラメ33・5キロ総合V 

[ 2020年10月29日 07:19 ]

豊田さんが釣り上げた優勝魚
Photo By スポニチ

 【飯岡ヒラメ釣り大会】2020スポニチ「飯岡ヒラメ釣り大会」が25日、千葉県飯岡・隆正丸で開催された。3隻に分乗した57人の中で3・35キロを釣り上げた相模原市の豊田啓吾さん(55=会社役員)が総合優勝した。(笠原 然朗)

 夜明け前に隆正丸の3隻が船を向けたのは犬吠沖。前日まで狙っていた飯岡の真沖の状況が思わしくなく、18号船のかじを握った芳野幹雄船長が情報収集をし、「大物を狙うなら…」の判断だった。

 水深25メートル。1投目から竿が曲がり始める。 「魚の反応がないので小さな根の周りを行ったり来たりしながら重点的に狙った」(芳野船長)作戦の結果が出たのが釣り始めて2時間半後の午前8時。左舷胴の間に陣取った相模原市の菊池智之さん(47=会社員)の竿が曲がった。

 「青物か?」

 隣席の豊田さんは「自分も…」と竿をあおった瞬間も、ドーン!青物にあらず菊池さんが釣り上げたのは3キロのヒラメ。続いて豊田さんの優勝魚がタモに収まった。

 並んで釣った大物の共演。2人は会社の同僚で豊田さんが上司。忖度(そんたく)したわけでもないのだろうが、ハッピーエンドの船中ワン・ツーだった。

 優勝の栄冠を手した豊田さんは、9月に行われた深海釣り大会にも参加して総合3位。「“大会荒らし”なんて言われるのはイヤだけどうれしいですね」

 釣りは淡水以外何でもの経験でつかんだ勝利だった。

 ◯…参加者の最年長は84歳の新座市・平川耕三さん。18年末にいつも一緒に釣りを楽しんでいた妻・博子さんを亡くした。「けんかをしても釣り話で仲直り」。「おかあちゃんの分も…」と良型を連発していた。

 ◯…レディース賞を獲得したのは大和市の武井里美さん(26=会社員)。ヒラメ釣りは3回目。「当たりの感覚がつかめなくて…」と苦戦しながら念願の一匹。これが大きさで自己新記録となった。

 ▽主催

 スポーツニッポン新聞社

 東日本釣宿連合会
 
 ▽後援

 モーリス

 ▽特別協賛

 アサヒビール、アサヒ飲料

 ▽協賛

 オカモト、サクラ高級釣竿製造所、サニー商事、シップスマスト、シマノ、ジャルパック、上州屋、ダイワ(グローブライド)、タックルベリー、釣り船情報ぎょさん、デジタル魚拓DGS、ハイアールジャパンセールス、ハヤブサ、マルキユー、モーリス、ルミカ

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