4・2キロ“紅葉”マダイ狩り

[ 2020年10月22日 07:00 ]

良型の“紅葉”ダイを上げた関さん          
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【釣り新鮮便】紅葉狩りの季節になると、マダイ釣りファンには気になる場所がある。新潟・直江津方面だ。見た目が美しいだけでなく、うまみは最高で春の乗っ込み期とはひと味違う。そんな魅力満点の“紅葉”ダイを狙いに早速足を運んでみた。 (後藤 賢治)

 乗船したのは直江津・えびすやの謙信丸。午前5時に出船、約30分で有間川沖に到着した。かじを握るのは兼玉武雄船長で、父親の文明船長譲りの名操船で知られている。「どうぞ」の合図で仕掛けを投入した。

 仕掛けはVARIVAS「船仕掛けシリーズ真鯛(まだい)」ハリス4号10メートル、ハリ10号を使った。持参した3メートルのマダイ竿は、20年前に釣り名人の服部善郎さん(11年没)からプレゼントされたもの。名人の名に懸けて…ボルテージを一段上げる。

 1投目から右トモにいた長岡市の関勝良さん(65)の竿が満月状態となった。同乗者の5キロ?8キロ?との予想もむなしく、30秒ほどで痛恨のバラシ。その直後、筆者にも強い当たりがあったが、ハリ掛かりが悪くスッポ抜け。紅葉ダイはなかなか手ごわい。

 小型はポツポツ釣れ続いたところ、再び関さんの竿が絞り込まれた。上がってきたのは、4・2キロのきれいな本命。「大型の引きはハラハラするからたまらない」とニッコリ。好みの食べ方は麺つゆに黄身1、2個を混ぜ、切り身を10~20分ほど浸した「漬け丼」とのことだった。

 すると左舷中央にいた長野市の高橋昇二さん(57、会社員)の竿に3キロのワラサがヒット。筆者にも当たりがあったが残念ながら1キロのメジナ。兼玉船長から「今日の狙いは赤い色の魚ですよ」とアナウンスされ船中は大爆笑に。ワラサに続き、高橋さんは青いアイシャドーが印象的な1・8キロの紅葉ダイを連続ゲットした。これを合図にあちこちで竿が満月状態になるが、筆者にはなぜかワラサのみ。

 使用したマダイ竿はバランスが良く、ワラサの強い引きにも十分耐えられる逸品だ。服部名人と一緒に釣りをした際、誕生日だと伝えたら「いい竿が出たから」とプレゼントしてくれたもの。速いコマセワークで魚をバンバン上げていた姿を思い出し、急に懐かしさが込み上げる。紅葉ダイはこれからが本番。名人にリベンジを誓った。

◆マダイをおいしく食す!高橋さんからもらった魚と、友人がくれた長野産マツタケでひと品を作ってくれたのは、埼玉県入間市の「居酒屋ふくろう」大将・小松貴行さん。お薦めは「マダイのマツタケハサミ天ぷら」。三枚におろしたマダイを刺し身大にカット、マツタケは濡れ布巾で表面をきれいにしたら、やや厚めにスライスする。マダイをマツタケでサンドし、細く切ったノリを中央に巻き、衣を付けて揚げる。フワフワの食感は最高で、海と山の幸のハーモニーを堪能した。

▼釣況 上信越地区東日本釣宿連合会所属、直江津・えびすや釣具店=(電)025(543)8316。出船は午前5時。乗合料金は1日便(8時間)1万1000円。この方面へは上越市・いとう釣具店=(電)同(544)1173、名立・龍宮丸=(電)同(537)2310=からも出船中。

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