町食堂の味イナダのソースカツ丼

[ 2020年10月13日 08:28 ]

海面で暴れる元気者のイナダ                               
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【一釣一品食べま専科】イナダのソースカツ丼を食す。刺し身だと年寄りにはちょうどいいけれど、あっさりし過ぎて、もうひとつって声もある。そこを何とか工夫してみよう。秋晴れの下、平塚・庄三郎丸のイナダ船へ臨んだ。 (スポニチAPC・町田 孟)

 半分青いってことかな。ちょい前の朝ドラじゃないけれど。後期高齢者ともなれば何でもかんでも、こってりじゃたまらんでしょ。熟女にリーチ、そうアラフォーのちょっと手前くらいね。いくらでも手の加えようがあるもの。人間さまに例えたらの話さ、念のため。

 関西ではハマチが通り名。でも最近じゃ養殖ものをそう呼んだりもする。脂が乗っていて人気が高い。ごくまれに手に入れることもある。でもね、包丁がギラついちゃうんだもの。ぜい肉ってことでしょ?我が身の腹を見れば、考えちまう。やはり、多少物足りなく感じても天然がいいや。

【釣戦】庄三郎丸には特製3種類の仕掛けがある。

(1)カンパチに効果的なバケのカッタクリは「メリハリを利かせて小気味良く」。後藤久船長=写真=のアドバイスだ。悔しいことに隣で入れ食いさせていたベテランは「平均するとバラフグへの反応がいい」。誘いにもリズムがあった。

(2)2本バリのウイリーは下の空バリにオキアミを付けて狙う。僕はバケが全くダメで、これに変えた途端連発した。気付くのがちと遅く後悔が残った。

(3)落とし込みは小イワシが湾内に群れてきたら、の条件付きだがイチオシ。百発百中よ。船長がアナウンスしてくれるので仕掛けをチェンジするべき。実に面白い。サビキに食い付かせ、そのままタナで待つ。イナダ、カンパチ、時にはサワラなどフィッシュイーターが回遊していれば即、飛び付いてくる。さらに我々が…食物連鎖そのものを体験。

【クッキング】1、2日寝かせて三枚におろして小骨を処理。半身のまま1センチ幅に。2枚で森のバター、アボカドを挟むんだ。5ミリくらいに切ったままか、手間が掛かるけれどペースト状にして塗る。これだけであっさり感を補える。しかも脂質は植物性だし。

 自前のソースダレを作る。中濃ソース、ウスターに砂糖かハチミツ、酒、ミリンを加え、水で濃さを調整。丼飯にレタスの千切りを散らす。後はどぶんとタレに浸したカツを乗っけて、へい!お待ちどうさん。

 家人鼻をぴくつかせて「町食堂みたい。ソースの香りって食欲をそそる。イナダ特有の臭いも消えるし、う~ん、まいうーっ」。何を言ってんだか。デカ盛りお代わりかい?

○…隣の入れ食いさんは山本尚哉さん(64=会社員)。金曜日の男だ。高座郡寒川町から毎週顔を見せる。実はスポニチの釣り大会でも裏方さんとして協力してくれている“サポーター”だ。実家が庄三郎丸の近くで海育ち。良型カンパチ8、イナダ16匹をカッタクリで仕留めたバケ名人。

○…舳先(へさき)に陣取った“タイタニック”なルアーペア。高田優貴さん(33=自営)は「まだ5回目。初めての時、ここのマグロ船に乗って5キロのメジを上げました」。以来虜(とりこ)に。海なしの埼玉県入間市から通ってくる。成果はイナダ4、カンパチ1。ガールフレンド?稲野碧さん(会社員=清瀬市)は2回目の挑戦。終了間際に“お初”をゲット。

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