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2キロ級だ マダイの秋

[ 2020年10月9日 07:04 ]

2キロ級のマダイを釣り上げた外山さん
Photo By スポニチ

【真説フィッシング】秋が深まってくると、気に掛かるのがマダイの模様。静岡県伊東・加納丸の攻める川奈~伊東沖で釣果が出始めている。反応は多く、条件がそろえば数釣りも楽しめそうな気配。秋ダイを求めて出掛けてきた。 (芝 真也)


 猛暑日が続いた夏から、一気に季節が変わり、秋を迎えた。各地でマダイの釣果が聞かれるようになり、加納丸の狙う伊東~川奈沖でも模様が良くなってきている。「水温は、まだまだ高く、夏の海ですが、どのポイントでも反応は出ています。潮次第で数釣りも期待できそうですよ」と加納隆船長。

 アベレージサイズは1キロ前後、良い日には1人3匹前後と、まずまずの釣果。また瞬殺でハリスを切るバラシも出ている。大物にも期待だ。

 仕掛けは、ハリス3~4号×10メートルの1~2本バリ。ビシはMサイズ80号。クッションゴムは2ミリ1メートル。

 午前5時すぎに、筆者を含めて7人の釣り人を乗せて出船。川奈沖のポイントに入り「タナは海面からビシの位置です。必ず道糸のマークを確認して合わせてください。タナは34メートルです。始めてください」と合図が出てスタート。

 ビシから落としていき、長いハリスが絡まないようアシスト、最後に付け餌の付いたハリを投入。指示ダナより8メートル余分に下げた位置で仕掛けをストップ。そこから、2メートルごとにコマセを振り出し、タナに合わせた。

 最初に当たりが訪れ、上がってきたのは、おいしいゲストのイサキ。その後、指示ダナが、だんだんと深くなっていく。船は根の縁から、カケ下がるポイントを流れているようだ。タナの指示45メートルまで下がったところで、右舷ミヨシから竿を出す小田原市・外山和成さん(44=医療関係)に大きな当たり!竿が大きく弧を描きやりとりを開始している。慎重に魚との距離を詰めていき、上がってきたのは2キロ級の良型マダイ。「誘い上げたら食ってきました。うれしいです」

 この日のマダイは、誘いに好反応。秋のマダイは、餌を活発に追うので、動きのある餌に反応が良い時がある。タナ取りした後、ハリスがなじむのを1分ほど待ってから、ゆっくりと竿で誘い上げていくとギュンッ!筆者の竿にも当たりが訪れ1・2キロの食べごろサイズをゲット。

 水温の下がってくるこれからが、秋マダイのベストシーズン。反応は多いので、潮次第で数釣りの期待をしてよさそうだ。

○…まだ水温が高いこの時季。マダイの活性も上がりやすいが、餌取りも元気。餌取りの多い時は、竿を振ったときにコマセがポロッとこぼれ出る程度の絞り気味に調整。餌取りを寄せないことが大切になる。

○…秋といえば気にかかるのがワラサの回遊。水面で跳ねている姿は目撃されているので、群れは入ってきている様子。水温が下がって、群れが沈めば、釣れだしそうな気配。8号前後のハリスも用意して出掛けよう。

▼釣況 東日本釣宿連合会所、伊東・加納丸=(電)0557(37)0681。午前船は午前4時45分集合、午後船は午前11時30分集合。料金は午前、午後共に1万2000円(コマセ、氷付き)女性、子供は1000円引き。1日乗船の場合は1000円引き。予約乗合。

◆大会延期 スポーツニッポン新聞社は11日(日)に開催を予定していた「2020スポニチ飯岡ヒラメ釣り大会」の延期を決定いたしました。台風14号接近に伴う安全上の措置です。延期日は25日(日)。問い合わせはスポーツニッポン新聞社東京事業部=(電)03(3820)0651まで。

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