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収穫の秋 サケ2桁超え 斜里町・朱円海岸

[ 2020年10月8日 10:54 ]

2桁超えの筆者の釣果
Photo By 提供写真

 【爆釣タックルほっかいどう】10月になると道内各地で最盛期を迎える海岸からのサケ釣り。その魚影の濃さと魚体の大きさにひかれ、毎年訪れているのがオホーツク海東部の斜里町の海。今シーズンはいまひとつ釣況が安定していなかったが、シケ後の9月末に濃い群れが一気に岸寄りしたと聞き、2日夜から向かった。

 斜里漁港のやや東に位置する朱円海岸に到着したのは翌3日午前1時すぎ。砂浜の釣り場に竿立てと仕掛けをセットし、竿を立てて3時間ほどの仮眠を取りつつ夜明けを待った。定番となっている本アワビフロート仕様のサケ仕掛けだが、4色ほどあるカラーの中から朝一番はアピール度の高いライトピンクを中心にセット。短めにカットした紅イカに時間をかけて硬く仕上げたサンマのブツ切りのエサでの1投目。今シーズンは高水温の影響か小型フグの群れが居座っており、ソーダガツオの切り身では極端に餌持ちが悪いと聞いていての対策だ。

 知床連山のシルエットがきれいに見え始めた朝マズメにいきなり強い当たりの雄サケからスタート。30分ほどの間に同型の雄サケが2匹続いたが、フグの活性も高くマメな餌替えで対処していると同6時前に銀毛の雌サケが続く。ベタナギ過ぎる海のせいかその後は当たりがやや遠くなり、周りでも動きがなくなりつつあったが、餌替えを徹底し干潮に合わせてフルキャストで100メートルエリアの深みを狙い始めるとポツポツながらヒット。

 お昼前からはやや風が強まり当たりもかなり遠のくが、仕掛けを日中用のデイブルーに全て取り換えると午後からの潮込みで当たりが出始め午後3時前に2桁超え!同4時すぎには当日最大となる80センチ雄サケの波打ち際の横走りを楽しみ納竿とした。
 サケの魚影の濃さは折り紙付きのオホーツクの海。今シーズンはフグ対策の工夫が必要な海況となっている。(スポニチAPC・永井 良春) 

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