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50センチ級マゴチ連発~三重県・鈴鹿サーフ~

[ 2020年8月19日 05:30 ]

こんな立派なマゴチが釣れたよ~
Photo By 提供写真

 三重県中南部の海岸線では「照りゴチ」と呼ばれる夏の風物詩、マゴチの接岸が7月末から始まっている。大型のフラットフィッシュとの出合いを求め、夕マズメを狙ってふらっと鈴鹿市の鈴鹿サーフへと車を走らせた。(魚魚クラブ・橋本 広基)

  鈴鹿サーフは鈴鹿川の河口から、千代崎港くらいまでの一帯のことで、ポイント到着は午後3時。沖では海鳥が海面へと突っ込み、青物らしきナブラも見え、エサとなる小魚の回遊が伺える状況だ。また、キス釣りの方も多く、マゴチにとってはエサが豊富な最高の状況と言えるだろう。

 早速、沖に向かってフルキャスト。ルアーはメタルジグの20グラムをチョイスする。広大な砂浜を横歩きしつつ、広範囲を探ることで出合いの確率を上げていく。連日の大雨で海は〝カフェオレ〟状態のだだ濁りだったため、メタルジグのリアフックには、ブレードと呼ばれるアピール力の強い小型の鉄板を装着。キラキラときらめく強いフラッシング効果で気を引く作戦だ。

 誘いのアクションは底付近を意識し、チョンチョン…チョンチョンとサオ先を小刻みに揺らし、一瞬の間を作ることで食わせのタイミングを意識する。すると、いきなりガツンッ!とロッドが大きく締め込まれ、ゴンゴンと激しく抵抗する引き味が伝わった。

 これぞ首を振りまくり、大暴れするマゴチのダンスである。慎重にやりとりを楽しみ、波が押し寄せるタイミングを見計らい、一気に砂浜へとずり上げる。キャッチしたのは大本命。50センチ以上もある立派なマゴチだ。そして、この日はここからが凄かった。

 さらに豪快なアタリでロッドがひったくられ、先ほどより力強い引き味に良型を確信。なんと、海面へと姿を現したのは60センチラスの良型。その後もヒットは続き、小型サイズはリリースしつつ、2時間半の釣行で釣友との釣果は50センチ級が7匹。本格的な夏の訪れを感じる最高の釣行となった。今後はさらにマゴチに加え、ヒラメや青物の釣果も期待できる。夏はふらっと気軽に楽しめるサーフ釣行がオススメだ。


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