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大盤振る舞い 55センチ!53センチ!間合いつかんで竿頭 大判夏ヒラメ

[ 2020年8月5日 14:18 ]

筆者は良型をそろえて竿頭
Photo By スポニチ

 【東北の釣り】東北地方は夏ヒラメのシーズンに入っている。前当たりからワクワク、ドキドキがたまらないゲーム感覚満点の釣りだ。宮城県仙台湾、閖上(ゆりあげ)沖で狙った。(スポニチAPC・菅野 順也)

 水温が上昇してきて魚の動きが活発化するこの季節。東北地方のヒラメ釣りは夏が釣期。各地で大物が上がりシーズン真っ盛りだ。

 「今年も例年通りに、6月中旬からヒラメ狙いに出船しています。釣果は安定していませんが、出船ごとに数が伸びている状況です」とにこやかにかじを握る遠藤学船長。閖上港より真沖に向かった永勝丸は水深30メートルより釣りを開始。海底には天然の根が広がる絶好のポイントだ。

 餌のマイワシの大きさは15センチほど、泳ぎ回ってヒラメにアピールするのにちょうどよい大きさだ。2流し目で私の竿に「ツンツン」とわずかな魚信が伝わったが、一気にのみ込まない。聞き合わせの感覚で誘い上げると「グングン」「ゴツン」とハリ掛かりした。

 55センチのヒラメを釣ることができ、すぐに53センチと続いた。

 いつも釣り仲間3人で季節ごとの魚を追いかけているという、柴田郡・水戸邦夫さん(67)は「サラリーマン時代は毎週のペースでしたが、退職してからも月2回の釣行は欠かせません。自己ベストは95センチ、いつかはメーターオーバーを釣ってみたいです」と65センチの手応えに笑顔。

 根周りのポイントではゲストも多彩で高級魚ばかりそろう。待望のシーズン到来で早速釣行という、仙台市・鈴木賢史さん(41=会社役員)は「マイワシが餌の釣りは、どんな魚種でどれだけ大きなサイズが食ってくるか分からないところがだいご味ですね。いつも、前当たりのワクワク・ドキドキ感がたまりませんよ」と54センチの特大クロソイをキャッチ。他にも40~50センチ級のアイナメも連続して釣り上げていた。

 遠藤船長によれば「合わせは早過ぎても遅過ぎてもダメです。魚の食い込みとうまくタイミングが合う人は数を伸ばしていますよ」とのこと。

 ヒラメとの間合いの取り方をつかめた私の釣果は5匹。竿頭となり、夏ヒラメを満喫した。

 ▼釣況 東北地区東日本釣宿連合会所属、閖上・永勝丸=(電)090(8255)6083。午前4時半集合。乗合料金1万円。

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