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妊娠中は「無理せず楽しむ」

[ 2020年7月31日 07:02 ]

おなかの赤ちゃんと相談しながら釣りを楽しんだよ
Photo By スポニチ

【阪本智子のハッピーフィッシング】出産を間近に控えたシマノの釣りガール、阪本智子。妊婦になって初めて分かる釣りの楽しさと“苦しみ”。子育ての間、しばらく休載する前に、妊娠中の、そしてお母さんになった釣り女子に送るメッセージ。

 妊娠10カ月に入り、出産も間近に迫ってきました。先日、出産前のラスト旅行で沖縄に行って、久しぶりの釣りを楽しんできたよ。釣れる魚のサイズに関係なく一匹一匹めちゃくちゃうれしかったなぁ!改めて自分は釣り好きやなぁと実感しました。でも、今でこそこうやって釣りを楽しめるようになったけど、妊娠初期から5カ月くらいまでつわりがとにかくきつくて。船に乗る前からすでにゲロゲロな日も多かったな。

 そんな私が、妊娠中の釣りで心掛けていたことは「無理せず楽しむ」ということ!妊娠前は千葉・外房でもめったに酔わないのに、妊娠初期は特に揺れてない船でも本当に気持ち悪かったので、そんな時は釣りをしたい気持ちを落ち着かせ、無理をしないように休み休み釣りをしたよ。

 これまで釣れない時間って仕掛けを替えたり、餌を仕込み直したりと結構バタバタしていたけど、妊娠してからはその釣れない時間をゆっくりする時間に充てて、釣れる時にしっかり釣るっていう感じで楽しんでたなぁ。

 あとは急な揺れで転ばないように船での移動は極力控えたり、とにかく普段よりも気をつけて行動してた。

 「妊婦やから釣りしちゃダメ」と思われがちやけど、そんなことはなくて、妊婦やからこそ、赤ちゃんのためにストレスのないように好きなことをして生活するのが私は一番やと思ってます!もちろん赤ちゃんと相談しながら安全な範囲でね♪

 私の通ってる産婦人科の先生も釣りが好きで「無理のない範囲なら釣りを楽しんでね!」と釣れるポイントを教えてくれたりしますよ。ただ、ロッドをおなかにあてないといけないようなハードな釣りは出産後の楽しみに置いておきましょう!

 こうやって妊娠中は諦めがちな釣りを楽しめているのも、理解ある旦那さんがいるからやなぁとしみじみ思います。妊娠前、釣りたい魚のためなら日本中どこへでも遠征してしまう私を「頑張ってきてね!」と毎回、笑顔で送り出してくれて、釣れた!と連絡すると一緒になって喜んでくれた旦那さん。妊婦になった今も釣りに行きたいでしょと旅行のスケジュールに釣りを入れてくれたり、私が満足いくまで釣りに付き合ってくれたりする優しい旦那さんです。こういう心の広い人じゃなければ釣りガールを続けていられなかっただろうなと思います。だから釣りガールの皆さん、結婚するなら自分の好きなことを自由にさせてくれる人がお薦めですよ!

 結婚、妊娠、子育て、どれも大きな壁に感じている方も多いかもしれないけど、パートナーのサポートがあれば趣味の釣りだってずっと続けられる遊びだと思います。私ももうすぐママになりますが、これからも釣りと魚とともに過ごしていきたいなと思っています。我が子が釣り竿を握っている姿を想像すると楽しみで仕方がないです♪

◆阪本 智子(さかもと・ともこ)1988年(昭63)生まれ、大阪府出身。タレント、シマノ釣りガール。現在、BS―TBS「釣り百景」をはじめ、新聞、雑誌など釣り媒体にレギュラーを持つ。関西圏で放送中の朝の情報番組「おはよう朝日です」に出演中。オフィシャルブログは「Tomoko’s life」。

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