夜のアカイカ絶景いかが?

[ 2020年7月25日 07:03 ]

メタルスッテで良型の大橋さん 
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【ココが一番!】新潟県上越市の直江津沖といえばマダイが知られているが、この時季はもう一つ人気ターゲットがある。それは夜釣りのアカイカ。良型が掛かればドスンドスンという感じで竿先が波打ち、ワクワク感いっぱい。こんなシーンを思い浮かべ、直江津に向かった。 (スポニチAPC・山本 有道)

 7月も半ばを過ぎるとそわそわしてしまう。大好きなアカイカ釣りが気になるのだ。スポニチのフレッシュ日報と毎日にらめっこ。釣果は釣れたり釣れなかったり…。しびれを切らして、直江津・えびすや釣具店(謙信丸)の兼玉文明船長に電話を入れると「日によってムラがあり、まだ安定してませんね。例年のパターンだと8月に入ると良くなるんですが」とのこと。でも早くアカイカに合いたいとの思いが募り、直江津釣行となった。

 アカイカ担当は兼玉武雄若船長。20分ほどで釣り場に到着した。梅雨の長雨で濁っているのかと心配していたが意外と澄んでいる。ただ、釣り始めて2時間近くたっても誰の竿にも変化はない。アカイカは暗くなってからが勝負、と皆さん構えているようだ。そんな時、感激の光景に巡り合った。遠く水平線がオレンジ色に染まっている。太陽がまさに沈む瞬間。夜釣りの経験はけっこうあるが、こんな美しさは初めて。これはいい兆候かも…と期待を抱かせてもらった。

 その直後だった。水深30メートルのところから電動リールを超スローにして巻き始めると、いきなりドスンと当たり。慌てて竿を取るとまた引く。何度か突っ込みを見せ姿を現したのは30センチ級。一番下のアオザメの切り身を付けた餌巻き餌木にしっかり抱きついていた。関東の釣り人には「30センチ?小さい」と言われるかもしれないが、直江津ではイカを測るのは胴体の長さ。足を入れると40センチオーバーなのだ。

 浮きスッテではなくメタルスッテで狙っていたのは伊勢崎市の大橋定吉さん(64=会社員)。「メタルスッテで5年ほどやっていますが、竿先に出るアカイカの当たりを取って合わせることが魅力。それにおいしいイカだから」と良型を手にし満足そうだった。

 その後、船中ポツポツとは釣れたが盛り上がりはなく沈黙の時間が過ぎていく。9時すぎになって「あ~、やっと釣れたよ」とうれしそうな声を上げたのは川越市の柴山嘉さん(54=会社員)だ。大型アカイカのダイナミックさ、それに味に魅せられているが、この日は当たりが遠く、納竿1時間前の1匹。オデコを免れホッとした表情だった。

 私といえば1匹追加し、3匹目の当たりもあったが、あと数メートルというところでプツン。スッテにはゲソが1本残っていた。残念ながらオデコの人も出たがほとんどの人が1匹か2匹。兼玉文明船長が言っていたようにアカイカの盛期は8月。また挑戦したいなあ。

〇…兼玉武雄船長によれば「アカイカのタナは明るいうちは底周辺。暗くなると上層にも来ますから、小まめに幅広く誘いたいですね」。これが基本。また餌巻き餌木も付けたい。私も今回、近くの上州屋で売っていたアオザメの切り身を持参したが1匹はこれ。これまでのアカイカ釣りでもけっこう餌巻きで釣っていてお薦めだ。

▼釣況 上信越地区東日本釣宿連合会所属、直江津・えびすや釣具店=(電)025(543)8316。午後5時と11時出船。料金9000円。他に上越市・いとう釣具店=(電)同(544)1173、名立・龍宮丸=(電)同(537)2310=からも出船中。

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