怪力キハダKOの鍵

[ 2020年7月15日 07:00 ]

特大キハダを釣り上げた女性アングラー。昨年のシップスマストカップで。左は「釣り姫」ふくだあかり
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【名人への道 決め手はコレ!】あと半月。8・1――相模湾のキハダが解禁する。そして10日(祝)には、スポニチ主催「バリバス杯2020マグロ大会」が開催される。相手は怪力の持ち主で、ハリ掛かりすると一気に100メートルも爆走する魚。瞬殺、秒殺が付きもので、どう回避するかが鍵となる。 (スポニチAPC・林 悠二)

 オキアミ餌での解禁だ。例年ならイワシ餌の泳がせやルアー船から、胸躍る情報が入る頃。ところがコロナ騒動&最悪の天候不良。足止め状態が続いてかパッとしない。しかし、太平洋沿岸は高めの水温を維持していて、高水温を好む魚にとってはうってつけの状況だ。

 ここ数年の傾向として初期は脂ノリノリの本ガツオ中心でスタート。そしてコマセ(オキアミ)の味を覚えると、キハダにスイッチが入るパターン。

 大会開催宿の平塚・庄三郎丸では先月からシイラ狙いのルアー船を出している。

 「キハダはまだ沖。本ガツオ共に湾内には入っていませんね」とは後藤久船長。

 大会は茅ケ崎・沖右衛門丸と2軒で開催するが、共に昨シーズン300匹前後のキハダを上げている。オキアミの味をしっかり覚えてから…と、今年は遅らせ10日に行うことになった。

◎攻略法

 タックル、釣技の向上で釣果は年々上向き加減。コロナ禍で今年は中止となったが昨年、平塚で開催した女性だけのシップスマストカップには73人が参加。群れに当たり隣で後ろで続々ヒット…その結果、15~28キロを14匹ゲットした。瞬殺やサメの被害も多く参加者たちは大興奮だった。

 その陰でソナーや魚探を駆使、群れを追う船長の熟練技は見逃せない。その一方で釣り人側も万全の態勢で迎え撃つ。怪力のキハダに対応できる最新鋭の大型電動リールの普及。また、9月の中盤以降に目立つのがサメ被害。1・5メートルもあるキハダが頭だけになって上がることも。そのサメ被害軽減装置「海園」は画期的な対策グッズだ。今季も各所で大活躍しそう。

 またキハダの頭部にスッポリとかぶせ、水中での泳ぎを封じるマグロリングも備えたい。タックルボックスに忍ばせておけば鬼に金棒だ。

◎こう狙え!

 船長からの指示ダナが出る。「20~40メートル」の場合、上層は本ガツオ、40メートルはキハダ。「20~60メートル」と深くなっても本命は下限の60メートル。上層の本ガツオは合わせた後にさほど潜らず海中を走り回る。休まず一気に巻き取るのが決め手。キハダは止まることなく海中深く突っ走る。ドラグはやや緩めにして、走りが止まるまで送り出す。途中でドラグを締めてブレーキをかけると100%瞬殺に。ファーストランは約100メートル。相手が息継ぎをする隙を見てリーリングを開始する。躊躇(ちゅうちょ)しているとセカンド、サードランを引き起こす。

 キハダの強烈な引きに自信がなければ、竿掛けに掛けたまま電動リールで強引に巻き取るのも手。また、周りでサメ出現情報があればサメよけ装置を投入。暴れが激しい時はリングを入れる。巨魚とのやりとりの最中、サメよけやリングの投入は余裕のある周囲の人に委ねるといい。

▼大会の問い合わせ
 東日本釣宿連合会所属、平塚・庄三郎丸=(電)0463(21)1012。茅ケ崎・沖右衛門丸=(電)0467(82)3315。

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