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夜釣りの季節到来!65センチのスズキをゲット~岡山市・旭川尻~

[ 2020年7月15日 05:30 ]

大物ダブルゲット~!右が65センチもあるスズキ、左が50センチもある年なしのチヌ   
Photo By 提供写真

 夜釣りの季節がやってきた。投げの大物は夜間に釣れることが多い。昼間の暑さを避け、暗闇に浮かぶサオ先ライトからシグナルを待っているのは至福のひとときだ。今回は大物狙いで定評のある岡山市の旭川尻へ。潮止まりのチャンスから大型チヌを連発後に本命の65センチもあるスズキがヒット。天候悪化前の約3時間だったが、ビッグヒットの入れ食いを楽しむことができた。(スポニチAPC・松尾 幸浩)
 
 旭川は岡山県を流れる一級河川で、県中央部を流域とし、新岡山港の西側が川尻となる。今回はその河口域から大物を狙ってみた。現地到着は7日の午後6時ごろ。停滞する梅雨前線の影響で雨はやむ気配もなく、護岸から海を見て驚いた。

 速い引き潮が走っており、豪雨の影響で茶色に濁った海面には上流から大量のゴミなどが流れており、まったくキャストできない状況。仕方がないので潮が緩むまで待機する。ただ、梅雨時期の河口域は雨水が大量に流入し、魚の活性も非常に高くなるのでベストポイントなのも確かだ。

 スズキは海の魚だが、淡水域まで遡上(そじょう)するため、透き通る白身の風味は川魚のような独特の香りがあり絶品。また、脂の乗る梅雨時期から夏にかけた旬の今が最もおいしいので当然、狙いの本命だ。

 潮が緩んだのは8時前。ゴミも見えなくなり、幸いにも雨も小降りになったのでチャンス到来と、丸セイゴ18号のハリに大きなユムシを刺して西方向にフルスイング。サオを三脚に置いてアタリを待っていると、すぐにコンコンとサオ先が踊り、ジィーッとQDドラグが滑った。

 「おっ、来た来た。」と、バシッと合わせるとズシッとした重量感。1発目は45センチ、シルバーメタリックの大型チヌだった。次も同55型。さらに50センチもあるウナギまで釣れるなど面白いようにヒットが続き、周囲が暗くなるとともに好調モードに突入した。

 9時過ぎにはジィーッと一気にサオ先が海面へ突き刺さる大きなアタリ。「これはデカイぞ!」と、慎重にやり取りすると、沖でバシャとジャンプしてエラ洗い。本命のスズキの登場だ。足元の捨て石際で走り回り、ヒヤヒヤしたが何とかゲット。測ると65センチもあり、思わずニンマリだ。

 天気予報では、この後は大きな雨雲が近づいて来る。それまでに本命のスズキを追加したいと打ち返すが、アタリはチヌばかり。暑い時期には夜風が心地いいが、この日は蒸し暑くてもうクタクタ。そんな中、グイグイと強烈に締め込む好ファイトで上がって来たのは超大型、50センチもある年なしだった。

 その後、54センチのスズキを釣り上げ、11時に大粒の雨となったためこれで納竿。久しぶりの入れ食いを味わうことができて満足感に浸り、帰ってから味わった刺身、塩焼き、ムニエルの旬グルメざんまいもピカイチだった。

 当地のスズキ狙いは今後、濁りのある梅雨明けまでが本番。潮回りがいいと数が出るので是非、チャレンジしてほしい。

 ◇アクセス 関西から車なら山陽自動車道・備前ICで下りて、国道2号線を西へ。吉井川を渡って、倉田の交差点で左折したら南下。新岡山港まで進めば現地着。





 

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