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シマアジ1キロ!カンパチ2キロ!!五目で満腹 再開!!高級ゲストも当たり続々

[ 2020年7月5日 06:45 ]

成瀬さんは狙い通り本命のシマアジをゲット
Photo By スポニチ

 【真説フィッシング】イサキをお土産に、シマアジ、カンパチ、マダイ、メジナ…おいしい高級魚が狙える静岡県網代南沖の遠征五目釣りが6月から再始動。網代・ゆたか丸から狙った。(芝 真也)

 人気のシマアジが好調に釣れている。1キロ級主体に、船中で10匹前後、良い人は3匹釣った日もあり、大型らしき当たりも。1~2キロ級のカンパチも交じり「ハリス切れも出ているので、太めのハリスも用意してきてください」と、ゆたか丸・森野孝船長。お土産として狙うイサキも旬に入り、当たり活発。トップが50匹以上と、こちらも好調。メジナやマダイ、イシダイ、ウメイロなどのゲストも交じり、五目で腹パンの数釣りが楽しまれている。

 仕掛けは、ハリス4~6号×6メートルの2~3本バリ。イサキ主体に狙う時は4号。朝イチに狙うシマアジや、大物の当たりが頻繁にあるような時は、太めのハリスを使うと良い。ビシは80号。

 午前6時に釣りスタートしたものの、サバの邪魔が入り、大きく移動。2カ所目のポイントで仕切り直して、流し始めると、最初に顔を出してくれたのは、腹がパンパンに膨れた抱卵イサキ。当たりは多く、タナに合わせるとキュンッ!ダブル、トリプルで釣れ上がる姿も見られる。

 そんな中、大きい当たりが右舷胴の間から竿を出していた寒川町・中島智美さん(52=会社員)に訪れた。引きが強い時は耐えて、巻ける時にはどんどん巻く。

 これを繰り返し、慎重なやりとりの結果、上がってきたのは2キロ級のカンパチ。「いきなりズドーンと来ました。おいしいゲストがいつ釣れるのか分からない魅力がこの釣りにはありますね」

 狙っているタナは水深や魚の反応によって変わるが、30~12メートルと浅い。たいていタナに合わせてすぐ当たりが訪れるので、タナで長く待つよりも、仕掛けをどんどん入れ替えた方が当たってくる感じ。手返し良く釣ることで当たりの数が伸びる感じだ。尾長メジナや、ゴマテングハギのような南沖らしいゲストもポツポツと交じりヒットが連発。

 その中、左舷トモ2番から竿を出していた相模原市・成瀬康治さん(57=自営業)は1キロ級のシマアジゲット!

 「シマアジが釣りたくて乗船しました。引きは強いのに、口が弱くバラシやすい。ドキドキのやりとりが魅力ですね」とにっこり。

 今後は深場のポイントも狙うようになり、尾長ダイ、ロウソクチビキ、メダイなどゲストの顔触れが増え、ますます面白くなる。

 ○…シマアジ狙いでは、バケを巻いた2メートル前後と短い仕掛けを使うエリアもあるが「コマセで魚を浮かせて狙っているためか、短い仕掛けは食いが悪いですね」と船長。ここ南沖では基本のハリス6メートルにオキアミ餌が一番釣れている仕掛け。ハリスが傷んでいるとバラシにつながる。予備を多めに準備して出掛けよう。

 ○…コマセはパラパラが基本「コマセをまきすぎると、魚がおなかいっぱいになるのか、長く食い続きません。ビシにコマセは3分の1から半分入っていれば十分。1度にドカッとまくより、少量で投入回数を増やした方が、当たり多くなりますよ」と船長。手返しが釣果の秘訣だ。

 ▼釣況 東日本釣宿連合会所属、網代・ゆたか丸=(電)0557(67)4288。午前2時半集合。料金1万800円(コマセ(コマセ、付け餌、氷付き)予約乗合。

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