小さなフライで大きなバス50センチ超

[ 2020年7月4日 07:02 ]

河口湖ではフライで50・2センチ
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【奥山文弥の釣遊録】6月19日はコロナ自粛の県またぎ解除で、東京都民の私としては県外フィッシング解禁日でした。

 この日は群馬県前橋市の赤城山麓にある「宮城アングラーズビレッジ」に行きました。外出自粛期間中にリメークしたオールドタックルを試したかったため、このバス釣り道場を選びました。

 ロッドはオリムピックのブライトロッドのガイドを交換したもの。リールはストリーマー350。実は中学生の時に芦ノ湖でバスを釣っていた道具です(あんまり釣れなかったけど)。ルアーは最新型のジャッカル・iプロップというダブルスイッシャー。

 わずか5投目でヒット。しかしそこからが大変。昔のリールなのでドラグが滑りうまく巻けません。

 ドラグを締めるとラインがロックしてしまいます。「よくこんな道具で釣ってたな」と感心しましたが、無事35センチほどのバスをランド。大満足とそれに懲りて普通のスピニングに替えてバス釣りを楽しみ、フライでストライパーも釣らせていただきました。

 約1週間後の6月27日、今度はバス釣りの中心地、河口湖に行きました。河口湖はワーム類の使用が禁止なので、ポークルアー(豚の皮を使ったソフトルアー)が主流になりつつあることも教えてもらい、購入しました。

 私は数多くのルアーが飛び交う中で久しぶりのバス釣りをルアーでやることを諦め、フライならいけるのではないかと、やってみることにしました。タックルはロッド9フィート6番です。フローティングラインで試してみることにしました。ティペットは8ポンド(1・75号)フライはゾンカーです。

 準備を終えウエダーをはいて膝まで立ち込んで見ると、目の前に何匹かバスがいるではありませんか。がぜんやる気を出し、富士山を前にキャストを開始。相変わらずボートからの釣り人は多く、1隻通り過ぎるとすぐに次のボートが来ます。

 浅場にはおそらくウグイの稚魚であろう小魚がたくさんいたので大きなフライではルアー同様、スレていてヒットしにくいのではないかと思い、50センチに満たない小さなフライを投げることにしました。それはいつも多摩川でナマズ釣りに使うコアユフライです。ティペットに4ポンド(0・8号)を1メートル足しました。

 リーダーが長くなりましたが、着水後その分深く沈めることができます。投げて沈め、フライにしかできない小刻みな引きを繰り返しました。するとズシッとロッドが重くなりました。ヒットです。引きは重く、しかも走り回り、いいサイズのバスだと分かりました。フライロッドでの野バスは久しぶりです。

 ティペットが細いので素早く手元のラインを巻き取り、リールファイトに切り替えて応戦。見事なジャンプも披露してくれたそのバスを取り込むと「でかっ!」と思わず叫ぶサイズ。正確に測ると50・2センチでした。(東京海洋大学客員教授)

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