大漁!!夜のアカイカ~和歌山みなべ町「純栄丸」~

[ 2020年6月24日 05:30 ]

明るい時間にアカイカを釣り上げた和歌山県みなべ町の塩路真之さん
Photo By 提供写真

 新型コロナウイルス感染拡大で出されていた、都道府県をまたぐ移動自粛要請が19日に全面的に解除された。感染予防に注意しながらとはいえ、やっと釣り人も各地へ行ける状況に。今回は和歌山県みなべ町の堺漁港から出る「純栄丸」へ、釣れ始めたアカイカの夜釣りを堪能しに向かった。(スポニチAPC・矢野 貴雄)

 集合はまだ陽光が残る午後5時半、乗り込んだのは当方以外に4人。釣り方は浮きスッテが2人、イカメタルが2人だ。

 前者は全長約10メートルの仕掛けに、約1・5メートル間隔でスッテと呼ばれるハリが付けられていて、一番下にオモリが結ばれている。それを一度、底まで沈めてから電動リールでゆっくり巻き上げて誘うスタイル。昔からのオーソドックスな釣り方だ。

 一方、後者はスッテ自体に10~15号ぐらいのオモリが仕込んである。そして、それ1本もしくはプラス1本の浮きスッテを付けた仕掛けをスッテの重みで沈め、約1・8メートルのロッドでしゃくって誘うもの。最近、流行している釣り方だ。

 シーズンの走りという事もあり、まだイカが北上しておらず、選んだポイントは南紀方面。港から約1時間、南へ船を走らせると、到着はちょうど日没頃に。地元の僚船からは釣れ始めているという連絡が入っている。

 アンカーを投入してこちらも釣り始める。選択したのはイカメタル。15号の重さのイカメタルの上に1・5寸の小さなエギを結び、仕掛けを投入する。明るい時間の鉄則は底を狙うこと。セオリー通りにすると、かすかなアタリが来た。

 直後に左舷のトモに陣取ったみなべ町の塩路真之さんが、船中1匹目をキャッチした。こちらも1匹目2匹目と続く。ただ、明るいうちはやはり厳しい。

 辺りに夜のとばりが下り、漁火がともった頃から次第にアタリが増える。同時に船の周囲でたくさんの小魚が乱舞し、その背後に小魚を追うイカの姿も海面近くで見え始める。

 色々なタナを探るが、なかなかアタリのあるタナがわからない。こういう時は底を攻めてみると、これが正解。この後は船上の全員が底付近で次々とイカをキャッチし始めた。

 ただ、小さなものも多く、微細なアタリも察知できないと数を稼ぐのは難しい。午後10時頃までは入れ食いタイムもあったりでいい感じに釣れていたが、そこを過ぎたあたりからだんだん難しくなる。一度、底まで沈めてロッドを揺すり、シェイキングしてストップし、アタリを待つ。

 そしてまたシェイクしてアタリを待ち、ポツリポツリと拾い釣りという状態が続いたところで残念ながら沖揚がりタイムに。それでも、胴長10~18センチの30匹がクーラーボックスを埋めたサオ頭の塩路さんの顔には港に戻る闇夜の中、明るい笑みが浮かんでいた。

 ◇問い合わせは純栄丸=和歌山県日高郡みなべ町670の11、電話0739(72)5353、または090(3033)3549。朝便での落とし込み釣りでも出船しており、ヒラメやハタ類なども釣れている。こちらも人気が高く、面白いので、自粛ストレス発散におすすめだ。




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