海の女王 キスにムチュ~ ◆兵庫・播磨新島◆

[ 2020年5月20日 05:30 ]

20センチ級の良型キスが釣れました
Photo By 提供写真

 新緑の季節になり、瀬戸内でもキスやベラなど夏魚も活発に動きだし、好シーズンを迎えている。天候に恵まれた日に、明石から姫路にかけた東播地区の瀬戸内ではピカ一釣り場である、兵庫県播磨町・播磨新島をぶらり訪問。結果は短時間だったがキスの顔も見ることができ、何よりも釣友たちの元気な姿を確認できてひと安心した。(スポニチAPC・松尾幸浩)


 釣り場到着は午後1時過ぎ。早朝からのサオ出し組が帰るころを見計らって、好ポイントの赤灯台波止の先端部へ。案の定、大波止の上にはいくらかサオが出ていたが、先端部はがら空き状態で新型コロナ対策の3密回避も問題なさそう。運よく港内向けの右角へ入ることが出来た。


 早速、タックルをセットして、キスバリ8号にイシゴカイのエサで軽くキャスト。暖かい日で、サオを出すのも気持ちがいい。しかし、超A級の釣り座であるここを押さえればキスは確実にキャッチ出来ると思ったが、期待に反して全く生体反応がない。


 こんなはずでは…と首を傾げるが、後から来た釣友たちが、「今シーズンは4月になってもさっぱり釣れてませんよー」と、厳しい言葉に思わず絶句。それでも、元気にサオが振れるだけでもストレスの発散になるとみんなニコニコ。本当にそう思います。


 ここは播磨新島埋め立て地の一番沖合にあり、潮通しは抜群で、たっぷりと水深があるので年中キスが釣れる絶好の好釣り場。盛期になると地元の方だけでなく、京阪神からも多数のキス釣りファンが訪れて大盛況となる。


 だが、昨年夏頃から生態に変化があり、8月の猛暑の中で25~27センチの大型が釣れ盛ったり、9~10月の秋シーズンでも良型が良く釣れたのだが、11月頃からはピタッと姿が消えて、全く釣れなくなってしまった。


 猛暑での水温上昇や水質の悪化などいろいろ言われているが、はっきりした原因は不明。春になれば戻って来るとも言われていたが、状況は最悪だ。それでも他の大物は好調で、カレイの43センチ、アイナメの40センチにヒラメの77センチもヒットしており、大衆魚のサバや小アジは良く釣れてサビキファンを喜ばせている。


 当方は何とかキスの顔が見たいと、広範囲に探り続ける。しばらくして、潮が港内に入って来ると、足元でブルン、ブルルンとサオ先を揺らす心地よいアタリが出た。


 「おっ、キスがいたよー」と、ワクワクしながらリーリングすると20センチ級が踊った。パールピンクに輝き、海の女王と呼ばれるだけあってやっぱり美しい。釣友たちも見て驚き、「やっぱりキス釣り名人や!」と言われて鼻高々に。沖合の航路筋よりも足元の捨て石際に群れていたのだ。


 居場所が分かったのでそれ以降はアタリが続いたが、群れもまだ小さく、アタリが止まったタイミングの2時間ほどで撤収。それでも何とか6匹の顔を見ることができ、ベラも釣れて最高の気分転換に。やっぱり伸び伸びと釣りが出来る日が早く来て欲しい。


 今後は水温が上昇するとますますキスの活性は高くなり、25センチオーバーもヒットして、波止全体で釣れるようになる見通し。

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