キス“二刀流”胴突は空振り… 苦闘ヒット 天ビンに待望1号

[ 2020年5月19日 07:21 ]

 魚体に絡みつく赤クラゲの触手とオマツリ状態                              
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 【実釣見分】キス釣りは天ビン仕掛けが定番だった。ところが、このところ胴突が幅を利かせだしている。ゴールデンウイーク前、両者を葛西橋・第二泉水で実釣見分した。(スポニチAPC・町田 孟)

 この半世紀は天ビン仕掛けと格闘してきた。遠くに投げると時折絡んでしまうのがしゃくの種。それがプレッシャーになり中途半端なところしか狙えない。当然探る範囲が狭く、うなだれる釣果に終始していた。そこでさばきやすい胴突に心が動いた。とはいってもあくまで置き竿にして船下狙いの2番手扱い。本流は天ビンだった。

 それでいいのか?と船宿に置いてある仕掛けを両天ビンにかけてみた。オモリ15号。ポイントは木更津沖、10~15メートル。朝のうちは風もなく潮は速かったが次第に緩んできた。

 【胴突仕様】全長90センチ。幹糸2号、2本バリ。枝は1号で30センチ、間隔40センチ。捨て糸の長さ10センチ。ハリは競技キスSP8号。

 例によってホルダーに取り付け放置状態。ところがブルッとも来ない。

 【天ビン仕様】全長90センチ、幹・枝共1号。上から57センチに枝7センチ。ハリは流線7号。

 必死に投げて誘う。2投目に手応え。即合わせで本日1号。が、天を仰ぐ。東京湾の嫌われ者、赤クラゲだ。魚体から仕掛けまで触手がベッタリまとわりついていた。いささか萎(な)える。テッシュでこそげ取るものの、手間がわずらわしい。これじゃクラゲとオマツリだ。自虐ダジャレで憂さを晴らすしかなかった。

 遠投すればそれだけ被害も多くなる。やむなく近間へチョイ投げ。その後は気分を反映してかポツリ、ポツリ。置き竿の方はというと本命とホシザメ1匹ずつ。なんか変だ。

 午後になると風が強くなりだし再び潮が動いてきた。このままじゃヤバイ!。思わず黒澤正敏船長=写真=の元へ。

 【船長のアドバイス】(1)潮が効いてない時は胴突を投げて着底したら誘わないでそのままにしておく。すると仕掛けが斜めになり、上のハリスがちょうどいい位置になる。7、8秒たってこなかったら空合わせすると居食いを拾えることもある。枝を40センチにした方が効果的みたい。お客さんからもよく聞くよーっ。これまでの考えが全否定された。じぁあ天ビンは?

 (2)潮が行ってる時には船下を小突くといいよ。

 結局、状況に応じての使い方を全く知らなかったわけだ。

 胴突きを諦めて天ビンオンリーに。結果、何とか格好はつけられたけれど、我ながら引き出しゼロのショックは尾を引いた。数日後気を取り直してマイ胴突作り。イヤハヤ、見えない。細い糸と小さいハリ。今度は老眼に泣いた。

 ▼釣況 東日本釣宿連合会所属、葛西橋・第二泉水=(電)03(3645)2058。午前7時出船、乗合料金9000円(氷、餌付き)。

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