ヒラメ狙い目

[ 2020年4月22日 07:20 ]

小型ながらリベンジを果たした渡辺さん
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 【ココが一番!】乗っ込みマダイ活況の陰で、見逃せないのが相模湾のヒラメ。イワシの大群が接岸し、その回遊をヒラメが追いだしたのだ。魚探にイワシ反応が出ればチャンス到来!新型コロナ禍で、すぐに行けない人も準備はしておきたい。 (スポニチAPC・林 悠二)

 湘南名物のシラス。その親がカタクチイワシ。ヒラメをはじめ回遊魚の好物で、この群れを海中でベタマークしている。この釣り、例年イワシの接岸が開始の目安だ。まずは餌にするイワシを小魚に似せたサビキで釣り、これを鼻掛けで狙う。ゲストにスズキやホウボウなども掛かる“わらしべ長者”釣法。

 「イワシ回遊はつい最近。良くて3匹、型も2キロ止まりでオデコも」と舵(かじ)を握る21歳の立木丈船長。まだ本調子ではないが、いつ爆発するか分からないのもこの釣りの魅力。

 5人が四隅中心に座る。間隔は10メートル以上、海上をそよぐ風が気持ちいい。

 「タナ5~10メートルです」

 イワシ狙いのサビキを指示ダナへ送ると、早速プルプル…。1投で6匹。鈴なり状態で掛かりたちまちバケツ2杯、約40匹をキープ。

 「餌の準備ができたらヒラメに切り替えて」(船長)

 水深は15~20メートル。胴突1本バリにイワシを掛ける。12センチ前後で弱りが早い。ハリを下顎から上顎に抜き、口を閉じる形が弱りを和らげる。

 下げ潮が効きだした。船べりの探見丸(魚探)に大きなイワシの反応が次々と表れる。それを追う巨魚も映る。本命がいつ出てもおかしくない状況だ。

 「来ました、小型ですが」。船中1号はキャビンから竿を出す船長。それを追い左舷トモで竿がしなる。厚木市の渡辺操さん(62=公務員)は600グラム級を手に「リベンジができました」と、胸をなで下ろしている。今季2回目の渡辺さん、前回は4人で3匹、2匹、2匹。自分だけオデコ。その悔しさを払しょくして顔もゆるませた。

 船はイワシの群れを追い移動を繰り返す。探見丸でイワシの反応が表れるたび心が躍る。

 待望の当たり!ハリス5号で大事に巻き上げると50センチ級のサメ。次いで来たのは期待外れのフグ。本命らしい当たりが2回あったが、食い込みが悪く不発。

 「この根際は実績あるんですが…」(船長)。納竿間際に流した最後の切り札、これが見事的中。船長助手が肉厚の2キロ級をゲット。唯一の良型でこの魚を横目に、ムクムクとリベンジ心に火が付いた。

▼立木丈船長 イワシの群れは入ってきたばかり。このイワシが居着けば、餌を追って大物も集まってきます。5、6月がピーク。活性が高まりバリバリ食ってくることを望んでいます。

◯…大漁旗の生地で作った創作マスク姿で出迎えた木村英雄店主。「客足は鈍く茅ケ崎の浜降祭や、釣り大会が軒並み中止です」と、今回の“災難”を残念がる。このオリジナルマスクは宿で販売中。大漁旗柄と花柄の2種類で1枚500円。

▼釣況 東日本釣宿連合会所属、茅ケ崎・沖右衛門丸=(電)0467(82)3315。乗合は午前6時半出船、料金は9500円。他に平塚・庄三郎丸からも乗合出船中。

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