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良型イサキにキュンキュン

[ 2020年4月14日 07:09 ]

引きを楽しんで小倉さんに一荷
Photo By スポニチ

 【真鋭フィッシング】イサキを狙って神奈川県湯河原へ。福浦・よしひさ丸では、イサキ乗合を今月からスタート。今年は、開幕から良型ぞろいと好発進。キュンキュンと訪れる小気味良い引きに心を躍らせ、出掛けてきた。 (芝 真也)

 「例年だと、初期は小型も多いですが、今年は水温が高かったので成長が早いようです。開幕から型の良いイサキが釣れていますよ。反応もバッチリあります。初夏のトップシーズン到来が楽しみです」と弾んだ声で話してくれたのは、高橋勝久船長。

 釣れているイサキは、30センチ級が主体。時には40センチ近いジャンボ級が上がることもある。数は、トップで20~30匹前後。サイズが良いから、お土産には十分な釣果だ。

 仕掛けは、ゲストにマダイ、メジナ、イシダイなどが期待できることから、ハリス3号×6メートル、2~3本バリと、長めの仕掛けを使う。付け餌、コマセ共にオキアミ。ビシは80号。

 「タナは34メートルです。餌取りもいるから、マメに手返しをしてください」と船長の合図で、午前6時30分にスタート。ビシにコマセを3分の1ほど入れて、仕掛けを投入。指示ダナより8メートル余分に落としてから、2~3回に分けてコマセをパラッとまき、タナへ。

 「コマセの出し過ぎは良くないですよ。少量のコマセを切らさないようにまくことで、イサキが餌を探して泳ぎ回り、活性が上がります」と船長からのアドバイス。タナで待っている時も、ポロッ、ポロッとコマセが出ている状態が理想だ。

 置き竿にして1分。ギューンと竿が絞り込まれ筆者はマダイをゲット。小型であったが、うれしいゲスト。コマセが効いてくると、ポツポツと本命イサキが釣れだした。次第に当たりが増えてきて、入れ食いモードに突入。

 右舷トモ2番から竿を出していた藤沢市・小倉義久さん(49=塗装業)は、良型をトリプルで釣り上げ「最初の当たりの後、ゆっくりと巻いてきたら、追い食いしてきました。釣った肴(さかな)で一杯やることが好き。帰ってからが楽しみです」とニッコリ。

 よしひさ丸のイサキは、7月いっぱいまで。今後は、水温が上がるにつれて、イサキが活発に餌を食うので、当たりも増えてくる。旬の初夏に向かって、面白くなりそうだ。

○…よしひさ丸の新企画「手ぶらdeフィッシング船」がスタート。乗合料金と貸し竿、餌、氷付きで1セット5000円。親子、カップルお二人で1セットも可なので、かなりリーズナブル。午後1時30分出船で5時ごろ帰港。のんびり出掛けられ、お手軽に沖釣りを体験できる。

○…コマセは、置き竿でポロポロと出て、切らさないことが理想。よしひさ丸の貸しビシは、勝久船長の父・稔船長が研究を重ねて、理想的にコマセが出るように、自ら穴を開けて作った優れ物。貸し出してくれるので利用しよう。

▼釣況 東日本釣宿連合会所属、福浦・よしひさ丸=(電)0465(63)3884。午前5時20分集合。乗合料金1万円

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