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冷凍“おこもり”でおこもりタコパ たまった素材でたまったストレス解消!

[ 2020年4月10日 07:18 ]

昨年は東京湾のマダコが絶好調
Photo By スポニチ

 【釣魚居酒屋あかり亭】釣り人を悩ませる春の嵐。新型コロナ禍のもと“3密”を避けての船釣り計画もお流れになったのは「シケ子」の異名を持つふくだあかり。そこで冷蔵庫一掃の「おこもり魚料理」を作ってみた。市販の魚でも代用可能。試してみてください。

 息が詰まるような毎日だ。釣りに行きたい。最近、絶好調の勝山のマダイか飯岡のハナダイに行こうかと思ったら釣行予定日はあいにくのシケ。外に飲みにも行けない、花見もダメ。釣りにも行けないで八方ふさがり。そんな中、目にしたのが「おこもりライフ」。家にこもっているからこそできることをするというのが流行しているらしい。

 そんな流行ならば私も乗ってみようと、冷凍庫にためて(たまってしまった?)魚たちを使っておこもりレシピを考えた。

 まずは食材確認。昨年、東京湾で爆釣したタコ、冷凍保存にはもってこいのヤリイカ、それといつ釣ったのか分からない白身魚。今回はこの3種類を使って、一人家飲みの肴(さかな)を作った。

 1品目は、パーティーの定番「タコ焼き」。タコ焼き器がなくてもできるあかり流「ズボラ厚たこ焼き」を。 タコは冷凍の後、解凍。水洗いすれば自然とぬめりは取れる。
 軽く下ゆでしたタコ、たこ焼き粉、卵、水を分量で溶き、少々の顆粒(かりゅう)だし、刻んだ小ネギ、紅ショウガ、揚げ玉を入れる。

 厚焼き卵を焼く四角いフライパンにタネを入れたら、中火で6割ぐらい焼く。良い感じに焼けたら半分に折り、フライパンの上で転がしながら火を通す。 お皿に盛り、たこ焼きソース、マヨネーズ、青のり、カツオ節を散らせば完成!

 2品目は「タコとイカのアヒージョ」。鍋にオリーブオイルを入れて、刻んだニンニク、タカの爪を入れて弱火でじっくりオイルに香りを移し、バター、塩、クレイジーソルトで味を調える。しっかり水気をとったタコとイカ、マッシュルーム、ミニトマト、ブロッコリーを入れて2~3分。トースターで温めたスキレットに移せば完成。スライスしたバケットなんか添えちゃったら“オシャンティ”で素敵でしょ。

 3品目は「冷凍白身魚で作る中華風のソテー」。うちにあったのはソコイトヨリだったけど、基本的には何の白身魚でもOK。しっかり解凍したら適度な大きさに切り、塩、コショウで下味を付けて、しっかりソテー。薄く斜めに切った長ネギと半分に切ったカイワレを、食べるラー油、ゴマ油、すり下ろしニンニク、ショウガ、少々のしょう油としっかりあえ、ソテーした魚の上にたっぷり盛る。 ビールに合うツマミの完成です。

 3品あれば1日中、おこもりしながら飲めて心も体も癒やされること間違いなし!って飲み過ぎ?

 この騒動、いつまで続くか分からないから、あまりストレスをためずに、おこもりライフを楽しみましょ。

 ◇ふくだあかり 1981年(昭56)生まれ、茨城県出身。07年、趣味で釣りを始める。08年に始めたブログ「百目」は、月間30万アクセスの人気。16年から茨城県海面利用協議会委員を務めている。

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