“師匠”超えド迫力マゴチ55センチ

[ 2020年3月22日 06:58 ]

筆者は船中最大の56センチ。イイカンジヤナー
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【芸人が釣る!】吉本興業のお笑いコンビ「官兵衛」の伊藤貴之が狙ったのは東京湾のマゴチ。深川・吉野屋でお客さんを味方に付けて難敵を攻略だ。

 今回の釣行は、人生初のマゴチ釣りでございました!

 サイマキ(クルマエビ)という生き餌を使った1本バリのマゴチ仕掛け。オモリは15号を使用しました。この釣りは、エビが元気に水中で泳いでいないと魚が食ってきません。なのでエビの鮮度が大事になってきます。ハリ刺しも慎重にやらないといけません。

 万が一エビの脳にハリが刺さってしまうとすぐに死んでしまい、餌として使えなくなってしまいます。そうなると、家に持ち帰って揚げて食べるしかありません。

 ポイントに到着し、餌の付け方でまごまご(マゴチだけに)していると隣に釣り座を構える江東区の芳山和也さん(36)から「口から頭の上に通して1ミリだけハリ先出すとイイですよ」と素敵なアドバイスを頂きました。言われた通りやってみると、あら不思議、うまいことできました。

 芳山さんは吉野屋のHPのマゴチ釣果を見て、居ても立ってもいられず久しぶりのマゴチ釣りに参戦した好青年。餌付け以外にも、当たりの取り方や、マゴチの特徴、船のトイレの場所までいろいろと教えていただきました。僕のマゴチ釣りの師匠でございます。

 さすが師匠。仕掛けを投入するなり、ものの15分ほどで1匹目のマゴチ44センチをゲット。

 そこから15分後、僕の竿にかすかな当たりが。横で師匠が「落ち着いて!本当たりになるまで我慢ですよ、本当たりになったら強く合わせましょう」。

 ぐぐぐぐっ。来た本当たり。思いっきり、合わせます。乗った!

 そこから下に潜ろうとする強い引きとのファイトです。めちゃくちゃスリリングでした。

 上がってきた魚体は54センチ。迫力のある良型です。師匠に10センチの差。ものの30分で師匠超えしてしまいました。

 「やりましたね。いやー、デカいの釣れて、持ってますね。うらやましいなー」 

 僕の心の中で「師匠」から「芳山さん」に呼び名はランクダウン。その5分後、また僕の竿がしなります。

 先ほどとはまた少し違うガサツな強い引き。途中でエラ洗いをされて、正体判明!きれいな魚体の65センチのシーバスでした。

 うれしいゲストにテンションも上がり、また仕掛けを投入。すると立て続けにまた僕の竿に当たりが。本当たりになった時にガツンと合わせます。これはデカい!引きの強さでサイズが分かるほどの手応え。釣り上げると、この日船中最大の55センチのマゴチでした。

 「うらやましいなー」と横でボヤく芳山さん。「たまたまですよ」と一応謙遜する僕。

 本音は「君も頑張りたまえ」

 そこから芳山さんも、1匹釣り上げますがサイズダウンの37センチ。弟子の僕を超えることはなく、もう帰るころには、僕の心の中では「芳山さん」から「よっしー」という呼び名に変わってました。

◆伊藤 貴之(いとう・たかゆき)1986年(昭61)生まれ、岐阜県出身の33歳。18年に石橋俊春とお笑いコンビ「官兵衛」を結成しデビュー。よしもと若手の劇場、無限大ホール(東京・渋谷)で修業を積んでいる。

◎芸人こぼれ話

 ゴミ収集の作業員のバイトをしています。

 バイトの僕らは、空きが出た現場に臨時で派遣されていきます。

 日替わりでいろいろなドライバーさんとペアを組んでいると、ぶっきらぼうな人から優しい人までいろいろな方に出会います。ドライバーさんは毎日、作業員が変わるのでいちいち名前は覚えません。さらに年配の方が多いため、基本的に作業員を名前では呼ばず「キミ」と呼びます。

 そんな中、先日ペアを組んだ70歳のEさんが信じられないくらい丁寧な方でした。

 何を指示するにも「伊藤さんすみませんが」と言ってくださる低姿勢。さらに「伊藤さんは仕事が早いなー」とめちゃくちゃ褒めてまでくれます。

 年配の方からの80回ほど「伊藤さん」と、お褒めの言葉を頂き気持ち良くお昼休憩を取りました。

 気合を入れ、午後の仕事に取り掛かると、Eさんから指示の声が飛びます!

 「石井さんすみませんが…」

 この後3時間近く「石井さん」と呼ばれ続け、“石井作業員”としてその日の仕事を終えました。いや、伊藤さんはどこいったん?

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