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笑い止まらん良型一荷 ハナダイ!イサキ!! 規定数50匹クリアも常識

[ 2020年3月12日 14:29 ]

吹野さんは良型ハナダイの一荷
Photo By スポニチ

 【博覧釣記】春間近。千葉県江見・新栄丸では、ラスト寒イサキ&タイ五目が絶好調の釣れっぷりを見せている。激ウマイサキの規定数(50匹)クリアも、ここでは常識。うれしい高級五目も、魚種多彩で飽きることがない。(国友 博文)

 隣席の川崎市・進藤順次さん(67=会社員)にあいさつすると、筆者と同じ竿に意気投合。その上、お孫さんと私の次男が同じ中学校というサプライズに盛り上がる。

 「今日の目当ては良型ハナダイ」とにっこり。

 最初はイサキ狙いで武ノ内一浩船長は水深49メートルからスタート。コマセが効くと、船内は爆釣モードに突入。ダブル、トリプルが連発して、どれも良型ぞろい。あっという間に、足元のバケツはイサキでビッシリ。船中で紅一点、千葉市の吹野葉子さん(41=歯科技工士)にも良型の一荷だ。

 「見てください。今日は自分で仕掛けを作ってきたんです」と2倍のうれしさだ。

 船長のマイクにも熱が入って盛り上がる。新栄丸は忙しいくらいの楽しさが特長。次のターゲットは、これまた絶好調のハナダイに狙いを絞る。ポイント移動も2~3分と近いため時間のロスもない。1投目から次々に当たりが訪れる。進藤さんも良型を手にして目標達成。イサキとは違う、トルクのある強烈な引きを何度も楽しむ。吹野さんはここでも絶好調が続いて、良型の一荷に笑顔が絶えない。

 「残り1時間です。少し走ります」と少々深場に移動する。竿をチェンジする姿もあり、楽しみが続く!ここでは、昨日も52センチの特大アマダイが顔を出している。ゲストも多彩で夢のあるポイントだ。仕掛けによって釣れる魚もさまざま。水深70メートルでタナを取ると次々に竿が曲がる。気づけば、右舷では全員ヒット!凄い光景だ。オニカサゴ、ホウボウ、キダイ、カイワリ、メバルが次々に顔を出す。どれも良型ぞろいで、何が釣れる分からない。アマダイをイメージして、底を中心に誘いを繰り返すと「ギューン」と明確な当たりだ。「最初の10メートルは手で巻いてくださいね」と船長。時折、強い引き込みを見せた正体はマハタ。うれしいゲストが飛び付いてきた。
 右舷トモでは狙い通り常連さんがジャスト40センチのアマダイを釣り上げ「ここではこのサイズは小さいですよ」。

 「今後はマダイの季節です」と船長。人気絶頂の欲ばりメニューを存分に楽しもう!!

 ◯…港を出て、戻ってくるまで船内には船長のアナウンスが流れる。おいしいイサキを効率よく釣らせたい、思いが伝わってくる。何よりも釣りの楽しさや楽しみ方を存分に教えてくれるのだ。釣果は時の運もあるが、お客さんの満足はここにあると言っても過言でない。本やインターネットの情報にない、マル秘テクニックや目からうろこの情報満載である。

 ▼釣況 東日本釣宿連合会所属、江見・新栄丸=(電)04(7096)0268。集合は午前5時40分。乗合料金1万500円(コマセ、氷付き)

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