イカした うめ~キュウリ 輝く美白の甘さたまらん

[ 2020年3月10日 07:21 ]

40センチのオスのヤリイカ
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 【一釣一品 食べま専科】ヤリイカの「うめ~キュウリ」を食す。城ケ島沖は産卵ラストスパート。メスを求めてオスが集結中。50センチ超も出たという。期待を込めてイカ追い船の腰越・飯岡丸へ見参!(スポニチAPC・町田 孟)

 色の白いは七難隠す。美白、美肌は昔、鈴木その子さん今、中島香里さん。でもね、ヤリのそれは生まれつき。釣りたては抜けるようで、次第としっとりともち肌に。ここからが真骨頂。上品な甘さががぜん増してくるんだ。たまりませんがな。

 薄絹をするりと、はいで迫りくる…。かつて銀座・三原橋の地下にあった映画館をなぜか思い出す。何考えてんだか。グラマラスなスルメの妖艶さとは違って和モノ好みだし。なまめかしさがそそるんだろうね。

 【釣戦】あんまりだ。“つれない”そぶり。小雨に風の中駆け付けたのに。隣とその向こうにパラソル級の2点、3点掛けを見せつけられてね。邪心が頭をもたげたのよ。起死回生に、と不慣れな直結に変更。これもダメ。「起死回生なんてない!」。三浦徳人船長にあきれられちゃった。「それなりにテクニックはあるだろうけど、基本は丁寧に根気よくしゃくること。10メートル上げたらすぐ落としてやり直す」。気を取り直し、肩の痛みに耐えエッチラ、オッチラ。何とかこうもり傘サイズのおかずは確保できたけど。イカってこんなにシンドかったっけ。

 【クッキング】1日、2日寝かせる。下処理をしたら輪切りにしてサッとお湯を掛けておく。もちろんゲソもね。今回、主役はここまで。脇役がちと面倒だ。まずキュウリ2本をげんこつ叩き。皮は3カ所ほど縦にむく。まんまでもいいけれど好みで。

 梅干し4個の種を出し果肉をトントンとしてキュウリと一緒にビニール袋へ。ごま油適量と多めのすりごまを加えてシェーク。小一時間なじませ小鉢に移したらクライマックスだ。ヤリをまぶして、今度は煎(い)りゴマを軽くひねりつぶしつつ振り掛ける。おかずというより酒のアテかな。

 ちなみに梅干しは昔ながらの方が断然。最近のは甘ったるくて味にしまりがなくなる。調理前のイカ肌を見つめて家人「私だって20代は…」。???半世紀前。

 ○…良型ぞろいに満足の2人だ。今村利和さん(69=横浜市)と滝沢琢也さん(50=海老名市)。共にイカマニアの飯岡丸「友の会(70人)」会員。今村さんは自営業で、月5回は船に乗るベテラン。3点掛け4回を含むトップの18匹。「1匹目が乗ったら10秒ほど待った」。中には48センチの準パラも。滝沢さんは会社員で月2回ほどの釣行。特大を落とす不運もありながら17匹で2番手。海のキャリア「5年」とは思えない腕前だ。「保存が利くので喜ぶ」奥さんをはじめ両親、子供と家族6人分のお土産は十分確保した。

 ▼釣況 東日本釣宿連合会所属、腰越・飯岡丸=(電)0467(31)1560。出船は午前7時。乗合料金9000円。

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