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陸から75センチ大物メジロ~三重県鳥羽市・相差~

[ 2020年3月4日 05:30 ]

75センチもある立派なメジロに思わずニッコリ
Photo By 提供写真

 今年の三重県は、沿岸部でも青物が釣れ続けており、昨秋から続く好調な釣果は10年に一度と言えるほどだ。そんな激熱チャンスをショアジギング(陸からのジギング釣り)で楽しむため、早朝より鳥羽市の相差(おおさつ)漁港へ。75センチの立派なメジロを釣り上げることができた。(魚魚クラブ・橋本広基)

 釣行日は2月9日。車を走らせ、現地に着いて早速、タックルを準備する。ロッドやリールは、大型の青物でもしっかりファイトを楽しめるショアジギング用をチョイス。ルアーは12センチのミノープラグを選択し、逃げ惑う小魚を演出して狙う作戦だ。

 キャストを開始。海面には、既に「ピチャピチャ」と逃げ惑う小魚の群れが見える。前日に釣友から、イワシの群れが大接岸中で、何と85センチのサワラをキャッチしたとの情報をもらっていたがまさに情報通り。もうワクワクが止まらない。

 ロッドの穂先を小刻みに動かし、ルアーにアクションを入れたその時。〝ゴンッ〟と手元に衝撃が伝わった。サイズは40センチクラスのツバス。一気に抜き上げ、まず嬉しい1匹目を手にしたが、次のビッグファイトもすぐ訪れた。

 〝ドスンッ〟〝ジィーーーー〟と、明らかに先ほどとは違う重量感。凄まじいファーストダッシュに思わず「ヤバイよ、ヤバイよ~」と心の声が漏れる。ロッドを起こし、強引にラインを巻き続け、なんとか魚を浮かせようとするが、魚の姿は全く見えず非常に手強い。

 ラインは足元のテトラ帯に擦れ、ついにはその隙間に入られてしまった。もう心臓はバクバク。手足が興奮で震える、まさにビッグファイトだ。すると、一瞬ではあったが、魚が浮き上がり〝ギラッ〟とその姿を現した。

 チャンス到来、一心不乱にリールを巻き続け、一気に浮き上がらせたら勝負あり。キャッチしたのは何と75センチもある立派なメジロだった。なかなか陸っぱりからはお目に掛かれない大物だ。

 そして、その後もツバスをキャッチし、お昼前には納竿。真冬のパワーファイトに大興奮の釣行となった。今後もイワシの接岸があれば、釣果は期待できる。狙うはビッグフィッシュ。そんなロマンの釣りもオススメだ。

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