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春の訪れ間近3・1解禁 有望河川の最新情報

[ 2020年2月17日 07:24 ]

春から夏へ季節のうつろいを感じることができるのも渓流釣りならでは
Photo By スポニチ

 【渓流2020】3月1日の渓流解禁まで2週間あまり。有望河川の最新情報を特集する。春の光を浴びながら渓魚と遊べる季節はもうすぐだ!(山口 渓水)

 ◎狩野川(静岡県)

 漁協では昨年11月にアマゴの稚魚を本流の上流部と支流域に約300キロ放流した。解禁前の2月下旬にもアマゴの成魚600キロを本流・宮田橋から上流と支流域に放流予定。今季も期待できる。
 この川の魅力は何と言っても温暖な地域のため初期から活性の高い幅広でサビのないアマゴが本支流で釣れることだ。加えて各支流域には釣りクラブなどが発眼卵放流を毎年、実施していて魚影は濃い。

 解禁時の狙いは本流狙いなら宮田橋から上流の本流。支流域なら大見川などを筆頭に奥深くスケールも大きい支流も数多くあるので狙い目。餌は解禁時から川虫類がたっぷり採取可能なため多用できる。キジも有効である。

 ◎河津川(同)

 本流の峰小橋から上流の大鍋橋までの間に放流するアマゴのサイズは25~35センチ。解禁から大型の引きを堪能できる。

 大型なので餌釣りではキジやブドウ虫が有効。ルアー、フライ、テンカラもシーズン中楽しめるのでファンにも好評。支流域も毎年、成魚に近い幼魚を放流するので魚影は折り紙付きである。

 ◎奥道志川(山梨県)

 解禁前後の放流は、全体エリアの約20キロ間。解禁前にヤマメ成魚500キロ、ニジマス40キロを放流。解禁後の3月6日にもヤマメ成魚500キロ、ニジマス40キロを放流予定。今シーズンも漁協の放流計画は週末と連休前放流がメイン。情報はホームページや入漁証販売所で確認できる。

 天然魚を狙うなら4月の長雨時以降に。

 ◎中津川・早戸川(神奈川県)

 漁協では、中津川本流、下流域の才戸地区頭首工から最上流のダム下の魚止めまでにヤマメの成魚約600キロの放流を予定している。支流域の本谷川、塩水川や早戸川は昨秋の台風の影響で林道が場所的に崩壊し、放流もままならない箇所もあるので、初期は無理せずに林道や渓の状態を確認した後に、安全釣行を楽しんでほしい。

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