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期タイふくらむマダイ42センチ 乗っ込み前でも!!竿しなる強い引き

[ 2020年2月12日 07:34 ]

良型マダイ(左)とハナダイをゲットした小笠原さん
Photo By スポニチ

 【ココが一番!】立春は過ぎたが、彼岸(3月20日)はまだ先。そんな中で、気になるのが海の中だ。乗っ込み前のマダイの様子はどうか…と、茅ケ崎・沖右衛門丸へ。釣果にムラがある時で、型が見られたら御の字。軟調ロッドをギューンと絞り込む引きを求めて…。(スポニチAPC・林 悠二)

 16度台と例年よりも高い水温を維持する現在。良くて2、3匹。オデコも珍しくない状況下でつい先日、乗っ込みを思わす大釣りがあった。トップで18匹。シケ後の荒食いはよくあるのだが「当日は大シケの前日。気圧の加減だったのでは…」とは、マダイ船の木村康弘船長だ。魚はいるようだ。とにかく顔が見たい。

 この日の第1投は航程15分の茅ケ崎沖。コマセは冷凍アミで、付け餌はオキアミの1匹掛け。

 「水深65メートル。タナは底上8メートルです」の船長アナウンスで10人(貸し竿組4人)が一斉に投入。で、5分後。

 「来ましたよ」。船内アナウンスの後、貸し竿の青年が第1号を釣り上げた。

 「きょう19歳の誕生日なんです」。30センチ級のハナダイを手にしたのは川崎市の江崎拓巳さん(大学1年)。誕生祝いにと誘ってくれた父親、敏秀さん(53=建設業)への恩返しが早くもかなった感じ。20分もすると、今度は父親が800グラム級の本命をゲット!

 前半は左舷中心だった当たりが、10時ごろからは右舷側にも。ミヨシで軟調竿を大きくしならせたのは、寒川町の小笠原信一さん(50=自営業)。1・2キロ、42センチのピンク色がまぶしいマダイ。

 「3年目。狙いはほぼほぼマダイ。時々カサゴです」と小笠原さん。かつて4キロの大物を釣っていて、今や週一で通う常連さんだとか。

 「決め手?タナですね。8メートルの指示でも、1、2メートル上が良いことも」と話す。今釣れた魚は底から12メートル上げて、徐々に下げている途中でのヒットだったのとか。指示ダナで漫然と当たりを待つのではなく、タナを替えてみるのもいいようだ。

 各所で顔を見せ始めたマダイ。よし、これからだ。そろそろ右舷の筆者にも…。すると、ここで風向きが急変。相模湾では最悪の南西風。「沖で14メートル吹いてます」と船長。正午前に無念の早上がりに。

 この日、筆者が上げたのは大サバ2匹、マアジ4匹、30センチ級のサバフグ。船中でハナダイ、クロダイも顔を見せたが、タイ系を釣ったトップは小笠原さんの2匹でストップ。オデコが4人出てしまった。

 あの夢よもう一度!

 ◯…左舷で早々にマダイを上げたのは、横浜市の林明夫さん(62=調理師)。トップが18匹釣った日に居合わせて、本人もマダイ7匹、クロダイ7匹と爆釣。「ほぼ入れ食い。魚を外して再投入すると、またギューン!」で、それを狙ってまた乗船したそう。当日の乗船者は3人で、もう一人は3匹。マダイのサイズは0・3~1・5キロ級だったとか。

 ▼釣況 東日本釣宿連合会所属、茅ケ崎・沖右衛門丸=(電)0467(82)3315。乗合は午前6時半出船、料金はコマセ付き1万円。

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