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寒クロ絶不調でもジャンボサヨリ

[ 2020年2月8日 07:13 ]

相原さんにジャンボサヨリ。サンマのようだ
Photo By スポニチ

 【純平の磯リポート】秋田県男鹿半島の磯でサヨリが釣れている。例年に比べて元気が良い。地磯周りで狙ったが、サンマクラスのジャンボサヨリが軽快にロッドを曲げた。(スポニチAPC・小林 純平)

 釣り場は、通い慣れた椿漁港近くの館山崎の地磯だ。

 新しい年を迎えても雪が極端に少なく、しかも超暖冬。その影響かは分からないが、筆者が本命としているクロダイ(寒クロダイ)が絶不調である。この日もクロダイを狙う釣り人の姿も見えるが、サヨリやヤリイカの釣り人が多いようだ。

 磯の先端付近に釣り座を決めた。左右に流れる潮はない。遠投ポイントに振り込んだ仕掛けは沖向きにゆったりと流れていく。雰囲気は悪くない。

 この日のタックルは、ロッドは柔らかめのチヌ竿5・3メートル、リールには2号ライン、ハリスは1号の飛ばしウキ仕掛けである。チヌ竿の優しい曲がりがサヨリの当たりを鮮明に捉えることができる。

 まき餌は、グレ用(メジナ)のマルキユー「グレパワー沖撃ちスペシャル」にオキアミとアミを混ぜた。あまり練り込まずに上層で漂うように仕上げ、付け餌は、オキアミのむき身を小さくして刺した。

 仕掛けやまき餌を作っている最中にも周りでは、良型のサヨリが釣り上げられている。なかでも大館市の相原正知さん(69=薬局経営)は、40センチクラスを連発。今夜のさかなが楽しみと笑顔が消えない。

 遠投した仕掛けが着水したら、飛ばしウキと当たりウキは直線になるように張り気味に流すことが大事なポイントだ。

 この日のタナは、ハリスの長さ分1メートルと深めだが、サヨリが水面近くで群れている場合は、50センチぐらいに浅く調整する。サヨリ釣りではシモリウキ仕掛けも見かけるが、沖めを攻める時などではやはり飛ばしウキ仕掛けが有利である。

 この日は、サヨリの食いは好調とは言えなかったが、お土産にするには十分過ぎる釣果であった。

 ヤリイカ狙いでは、餌木に鶏肉のささ身を巻いたエギングで、数は少ないが良型が釣り上げられていた。

 クロダイが不調でも、釣種が豊富な男鹿の海は、これからも楽しみである。

 ▼釣況 男鹿市・つりショップ海風=(電)0185(47)7879。

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