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期待大 マダイ グイグイ三段引き

[ 2020年1月25日 07:10 ]

永瀬さんはシマアジとマダイをゲット
Photo By スポニチ

 【真説フィッシング】伊東・加納丸

 新春はマダイが釣りたい!と思い、静岡県伊東・加納丸へ出掛けてきた。ヒットしてからグイグイと強く引く「三段引き」がマダイ釣りの魅力。それと合わせて、顔触れ豊かなゲストも竿を曲げてくれ、楽しませてくれる。 (芝 真也)

 「朝イチは、マダイとシマアジが狙えるポイントを狙っています。ゲストも多く、楽しめますよ」と話してくれたのは、加納隆船長。

 季節は、厳寒期へと向かっているが、今季は水温がなかなか下がらない。加納丸の攻める伊東沖も水温が18度前後と、例年に比べて高い。そのためか海の中は、いろいろな魚でにぎやかな状態。1キロ前後の食べごろサイズをアベレージに、取材の2日前には、3キロ級も上がっている。バラシのある日も出ているので、良型の気配ムンムンだ。そして、釣り人に人気のシマアジも回遊中。これに、イシダイ、ワラサ、カワハギ、イナダ、イサキ、ウマヅラハギなどおいしいゲストも釣れてくるので、当たりは多く、楽しめる

 午前6時すぎに出船。朝イチは、マダイとシマアジの狙えるポイントから「始めてください。タナは38メートルです。5メートル下からコマセを振ってきてください」と、合図が出てスタート。

 仕掛けは、ハリス5~6号×3・5~4・5メートル、2~3本バリ。付け餌、コマセ共にオキアミ。コマセは、詰め過ぎると出が悪くなるので、ふんわり6分目ほど入れて投入。指示ダナの下5メートルまで沈めて、そこからコマセを振り出しながら、タナに合わせた。

 「次の流しからは、マダイをメインで狙いましょう」の合図で、仕掛けをハリス3号×10メートルに取り換えてスタート。指示ダナより8メートル余分に落としてから、コマセをパラパラと出しながらタナへ。1分ほど待ったら、竿でゆっくりと誘い上げ。20秒ほど間を取ってから、ゆっくり元に戻していくと当たり。竿が絞り込まれた。グイグイと強く引く三段引きを楽しみ700グラムと小型ではあるが、本命マダイをゲット。

 右舷トモから竿を出していた茅ケ崎市・永瀬剛司さん(49=自営業)は、マダイ2匹、シマアジ2匹をキャッチ。「餌取りが多かったですが、急に残って帰ってきた時がありました。ここがチャンスと思い、じっくり待っていたところ、マダイがヒットしてきました」。

 「マダイの反応は多く、期待大です」と船長。良い条件がそろえば、大釣りできそうな気配。シマアジは、いつまで釣れているのか分からないので、早めの釣行がオススメだ。

○…シマアジの狙えるポイントは、餌取りも多い。「タナまで、3~4回に分けてコマセを全部振り出し、タナを取るまでに食わせるイメージで、狙ってください。タナまで上げてきたら、待ち時間は30秒くらい。長く待っていても食いませんよ」と船長。かなり忙しいが、手返しの良さが攻略のポイントだ。

▼釣況 東日本釣宿連合会所属、伊東・加納丸=(電)0557(37)0681。午前船は午前5時30分時集合、午後船は午前11時30分集合。料金1万1000円(コマセ、氷付き)女性、子供は1000円引き。1日乗船の場合は1000円引き。予約乗合。

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