T―1ぐらんぷり カワハギ30センチV

[ 2020年1月22日 07:16 ]

(左から)表情がさえない葛西さん、満足そうな浅野さんと筆者
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【芸人が釣る】吉本興業所属のお笑いコンビ「官兵衛」のメンバーで、よしもと釣り部「BDM」でも活動している伊藤貴之。今回は東京湾で釣友とカワハギ釣り対決だ!

今回の釣行は、おとぎ話のような教訓めいたものになりました。

 東京湾にプレジャーボートで出船。デジタル魚拓DGSの葛西翔吾代表と脚本家であり演出家の浅野泰徳さんとカワハギ数釣り対決です。

 今季の東京湾でのカワハギの調子がまだそんなに良くないということでしたので僕はオデコ覚悟で挑みました。

 浅野さんも「ひとまず3匹は釣りたいですね」と謙虚。一方、葛西さんは「シマノのステファーノで竿もリールも買いそろえたから10匹は釣りたいですね!」と強気だ。

 餌はアサリを各自持参。僕と葛西さんは、釣具店で買った生アサリ。浅野さんは、業務用スーパーで買った冷凍アサリを使用。

 仕掛けも葛西さんは、装飾付きの物。オモリもカラフル。浅野さんは、一切装飾のないシンプルな仕掛け。オモリも無色。

 これだけの違いがありながらいざ実釣!

 ふたを開けると、質素な仕掛けの浅野さんが釣れるわ、釣れるわ!あっという間に目標の5匹を釣り上げてしまいました。

 豪華な仕掛けの“ステファーノ”葛西さんはというと3匹!僕は5匹。そんな中、浅野さんの竿先が大きく曲がり、他の魚とは明らかに違う反応!何と、肝パンパンの30センチの尺カワハギを釣り上げていました!

 最終釣果は、浅野さん8匹、伊藤8匹。そして“ステファーノ”葛西さんは3匹。何とも興味深い結果になりました。

 まさかの謙虚で質素な仕掛けの浅野さんがハイスペック強気野郎、“ステファーノ”葛西さんを打ち破ったのです。

 これぞ、令和の「ウサギとカメ」ならぬ、「葛西と浅野」ですわ。

◆こぼれ話 芸人としては食えないので、ゴミ収集のバイトをしています。ゴミ収集車に引っ付いて走り回って、可燃ゴミやペットボトルなどを回収する仕事です。

 この仕事、意外と住民の方とコミュニケーションを取る機会があります。あいさつ程度から、ガッツリとした世間話まで。

 先日、可燃ゴミの回収をしていると50歳代半ばの奥さまが話し掛けてきました。

 「おはようございます!この収集車はどれくらいの量のゴミが入るのかしら?」

 「約2トンですよ」

 「2トン?キロじゃなくてトン?」と驚いていました。

 ゴミを回収し、次の現場に走り去る僕の背中に奥さまが「いつもありがトンね!」。
 いや、トンに引っ張られとるやないか!

◆伊藤 貴之(いとう・たかゆき)1986年(昭61)生まれ、岐阜県出身の33歳。18年に石橋俊春とお笑いコンビ「官兵衛」を結成しデビュー。よしもと若手の劇場、無限大ホール(東京・渋谷)で修業を積んでいる。

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