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年明けから好釣!43センチ鬼アジも ~大阪府泉佐野市・海新丸~

[ 2020年1月22日 05:30 ]

朝日を浴び、輝く43センチの鬼アジを手に笑顔の大阪市・秋山龍一さん
Photo By 提供写真

 冬場は釣りに出掛けるのもおっくうになりがちだが、好きな人は何かしらの釣り物を求めて情報をあさるもの。年末にアジが好調だった大阪府泉佐野市「海新丸」の釣果表に目が止まり、早速予約。一緒に乗り込んだ人の43センチもある鬼アジを目の当たりにし、年明けにふさわしい景気のいい釣行となった。(スポニチAPC・矢野貴雄)


 天候に恵まれ、晴れ凪なぎのいい釣り日和の11日。出船が午前9時という事もあり、のんびりと車を走らせる。大阪市内からなら阪神高速経由で約40分だ。


 この日の釣り人は当方を含め14人。乗船場を離れた船は南へ舵を取り、関空の橋をくぐってポイントへ。場所を決めた船頭から仕掛け投入の合図が出る。


 水深は35メートル、狙うタナはオモリを少し上げた底ギリギリの層。魚が散ってしまうから「あまりオモリで底を叩かないように」という指示が飛ぶ。エサはオキアミを使用。挿し方はいろいろあるが、今回は尾びれ部分を切って真っすぐに刺すセット方法で狙ってみた。


 開始すぐにミヨシに陣取った大阪府貝塚市の野神康人さんが一荷でアジを釣り上げた。これを皮切りに船中あちこちでロッドが曲がって釣れる…がなかなか連続とは行かない。何度かポイント移動してはサオを垂らすことを繰り返す。船頭いわく「潮が緩すぎて魚の活性が低い」ようだ。


 そこで前回の出船時に釣れた場所へ大移動。魚探を見ながら流す筋を探す。ここも厳しいのではないかと不安がよぎるが、スマホのアプリを使えば船頭が見ている魚群探知機画像を確認できる「探見丸」という装備をのぞくと、駆け上がりに魚の反応があるようだ。


 ここで仕掛け投入。船上で次々とロッドが曲がった。流しては釣れ、流しては釣れのまさしく好機到来。手返しよく魚を取り込み、仕掛けをさばいてエサをセットし仕掛けを入れる。これがスムーズに決まった人はどんどん数を稼いで行った。


 中には鬼アジと呼ばれる40センチ超の大物も出現。大阪市の秋山龍一さんがこの日の船で最大の43センチを捕らえ、サオ頭の貝塚市の峯上幸司さんは26匹をゲットし、当方も夢中で釣っていた。徐々に潮が緩んで食いも落ちてきたところで沖揚がりとなったが、寒さも吹き飛ぶ満足釣行だった。


 問い合わせは海新丸=大阪府泉佐野市住吉町北岸壁3。電話072(469)2332。船舶へは電話090(3710)7230。タチウオ釣りでも出船している。  

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