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新春福呼んだ!?ビギナーズラック!?ヒラメ1キロ級 五目釣りも楽しめる

[ 2020年1月10日 06:58 ]

1キロ級のヒラメをヒットさせた藤井さん(右)と同行の岩田くんはピースサイン
Photo By スポニチ

 【真説フィッシング】ヒラメを狙って静岡・東伊豆へ。網代・ゆたか丸で、昨年末からヒラメ乗合船がスタート。前当たりから、合わせるまでの駆け引きは千差万別。だからこそ面白い!(芝 真也)

 西からの季節風が吹くようになると、イワシの群れが接岸してくる東伊豆エリア。それを追って、ヒラメも入り好機を迎える。今季は遅れているようで、まだイワシの群れは来ていないもよう。

 「潮次第ですが、トップ3匹など当たりの多い日もありました。ヒラメはいるようなので、今後に期待です」と森野孝船長。アベレージサイズは1~2キロ級、5キロ以上の大判サイズの実績もあり、一発大物も期待できる。

 午前6時30分ごろに、釣り人11人を乗せて出船。最初のポイントは、港を出た目の前の定置網周りから。「始めてください。水深は30メートルぐらいです。引っ掛かる所もあるので、オモリは引きずらないように。タナはマメに取り直してください」と船長の合図で第1投。

 リアス式海岸の続く東伊豆は、急深な海底地形をしている。そのため、ヒラメポイントは岸から近く、季節風に強い。狙う水深も15~90メートルと幅広いことから、いろいろなゲストが顔を出し、五目釣りで楽しめる。

 開始して間もなく、カサゴに続いて、イナダが上がった。根周りのポイントへ移動すると、左舷胴の間から、竿を出していた八王子市・戸出錠司さん(42=会社員)が、うれしいゲストのアカヤガラをゲット。かっぽう料理のわん物として使われる高級食材だ。「ヒラメ以外にもいろいろな魚が釣れる。楽しいですね」

 海底は、起伏が激しい感じ。50センチから1メートルオモリを底から切って、待っていても根掛かりしそうになったり。タナを取り直そうとすると、コロコロとオモリが転がり落ちたり。かなり高低差があるようだ。根掛かりに注意しながら、20秒に1回タナを取り直しながら当たりを待った。すると、ガツンと最初のイワシに食い付いてきた当たり。竿先を少し下げて待ち、次に訪れたグィーンと大きく引き込むタイミングで合わせると、バッチリハリ掛かり。筆者はアカハタをゲットできた。

 朝イチのポイントへ戻り再開すると、右舷ミヨシ3番から竿を出していた品川区・藤井要さん(42=会社役員)にヒットが訪れ1キロ級の本命ヒラメをキャッチ。「初釣りで釣れました。うれしいです。次はサイズアップしたいですね」。一緒に訪れていた仲間の息子、小平市・岩田優くん(6)と、ピースサイン!

 五目で楽しめる、ゆたか丸のヒラメ。イワシが入ってくれば、それを追ってヒラメも入り、ますます面白くなるはず。水温の下がるこれからは、深場も狙えるようになり、カンコ、オニカサゴなどのゲストも交じる。今後に期待です。

 ○…元気に泳ぐイワシは、ヒラメの目に留まり、思わずパクッとなる。餌のイワシをハリに付ける時は、優しく握り、目を隠してやるとおとなしくなる。水から上げず、バケツやいけすの中でハリ付けして、弱らせないよう優しく扱おう。

 ▼釣況 東日本釣宿連合会所属、網代・ゆたか丸=(電)0557(67)4288。午前6時集合。料金1万3000円(餌、氷付き)予約乗合。夜イカブリにも出船中。

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