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波のプールでノリノリ67センチ トラウト 粘って粘ってスプーン替えて会心

[ 2019年12月19日 07:20 ]

追い渋りの中釣れた練馬サーモン
Photo By スポニチ

 【あかりの“管釣り”っちゃおう!!】夏はプール営業、冬期は管理釣り場へ変身!東京都練馬区の「としまえんフィッシングエリア」に出掛けたふくだあかり。狙うは美味なことでも知られるトラウトだ。

 としまえんフィッシングエリアのアクセスの良さは最高。しかも釣れる魚が名物の「練馬サーモン」と呼ばれるトラウトで、それが超1級品!サイズがよくて、引きも強く、おいしいというのだから、管釣りフリークなワタシも毎年、シーズンになると必ずこの魚を狙いに行くワケ。

 ただし“名物”が簡単に釣れるかといったらそうじゃない。これがなかりの手5羽さで、腕に覚えがあるエリアアングラーが熱をイレ込むほど。お天気が良く、気温も水温も上がり、トラウトの活性が高い日であれば、上手な人なら1匹や2匹は釣れる時もある。

 でも曇りで水温が上がらず、活性が悪い日にはとことん難しい。ワタシが行った日も、曇りで気温も水温も上がらず、ちょっと難しい日。しかも平日にもかかわらず、練馬サーモン狙いのお客さんが良い場所を取るためにオープン前から10人以上並んでいるという人気ぶりでプレッシャーも高い。

 そんな中、練馬サーモンが入っている波のプールの「ミシガンエリア」の全方向狙いやすいポジションに入釣し釣り開始。魚がたまっていそうな壁際や噴水に狙いを定めて5グラムの赤金スプーンを遠投。底まで落としたらちょっと早めにリトリーブ。が全く反応がない。スプーンの色、重さ、シルエット、リトリーブするレンジを変えてみても、たまに釣れるのはミシガンエリアらしくないアベレージサイズのニジマスだけ。とはいえ、ここの練馬サーモンを釣りに来ているんだから諦めるわけにはいかない。あまりこのポンドでは使わないクランクに変えて粘っているとやっとのヒット。が、ハリが折られてバラし。その後も1バイトあるも乗せきれない。

 でも活性が上がってきたのか、3・5グラムのピンクのスプーンに変えた途端にヒット。中央にある噴水を避けながら何度も出されるドラグを焦らずに慎重に上げてくれば、67センチもある立派な練馬サーモンを手にすることができた。

 その後は癒やしの釣りへ。練馬サーモンは難しいけれど、その他のポンドは初心者さんにも優しいエリア。流れるプールの「アマゾンエリア」は餌釣りの家族連れやカップルのお客さんでにぎわっているし、ルアー専用エリアの「ナイヤガラエリア」もスプーンのローテーションさえマメにやればイージーに釣れてくれる。水中に立ち込んで釣るから、足はとことん冷たくて芯まで冷えたけれど、熱い釣りができて大満足。 都心に近くてアクセスが良く、初心者にもベテランにも楽しめるとしまえん、オススメですよ。

 ▼釣況 としまえんフィッシングエリア=(電)03(3577)9978。営業は来年の5月6日まで。

 ◆ふくだあかり 1981年(昭56)生まれ、茨城県出身。07年、趣味で釣りを始める。08年に始めたブログ「百目」は、月間30万アクセスの人気。著書に「初めての釣りガール スタイル&レシピ」(講談社)などがある。16年から茨城県海面利用協議会委員を務めている。

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