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冬は名ばかり“ダイ”盛況!ゲストも豪華 新潟・上越オフ知らず

[ 2019年12月3日 07:12 ]

氏家さんはうれしい初マダイ
Photo By スポニチ

 【菅野順也の釣り巡礼】“マダイの聖地”新潟県上越は冬の季節でも魚影は濃厚。本命に加えてゲストも多彩だ。「春まで待つのはもっタイない」と、ナギを狙って直江津沖に繰り出した。(スポニチAPC・菅野 順也)

 「冬場は出船できる日が限られますが、餌取りが少なくチャンスです。今年はヒラマサも多く交じり、楽しめていますよ」と兼玉武雄船長は話す。

 直江津港から沖に向かった謙信丸は20分走って水深60メートルのポイントで停止。「タナは40メートル、5メートル余計に下ろしてコマセをまきながら指示ダナまで戻してください」と、船長からゴーサインが出た。

 1投目、3分経過したところで私の竿に当たりが来た。この海域としては小型になる1・3キロではあったが、うれしい船中1匹目をキャッチできた。

 お父さんと仲良く竿を並べていた松本市・山本一輝君(8=小2)は「船釣りは2回目で、今日は自分も竿を出しました。釣れると凄く重くてびっくりだったよ」と初マダイにニッコリ。上越市内の大学を卒業したという牛久市・氏家萌さん(25=公務員)は船釣り初挑戦。「今日は全てが新鮮な感覚で、いろいろと心配していたのがウソのように楽しいです。何が掛かっているのかが分からないドキドキ感がたまらないですね」と初マダイを釣り上げた。

 兼玉船長によると「冬場はあまりマダイが浮かないので、重めの仕掛けが有効ですが、活性が上がれば軽めに食いが集中します。潮の流れなどの状況次第で魚の動きは変化しますので、仕掛けを合わせてください」とのこと。 

 この日、夜のワラサ狙いにも連続乗船という長野市・小林昭夫さん(49=自営業)は「私は他の乗船客とコミュニケーションするのも楽しみの一つです。釣れている人を観察して仕掛けや誘いの参考にしています」と丁寧な誘いで本命をキャッチした。

 頭上まで竿を持ち上げてゆっくり戻すと力強い走りが私の仕掛けに来た。終了間際にうれしいゲスト、2キロ級ヒラマサを2匹追加でき、本命マダイも6匹の釣果となった。

 “マダイの聖地”にシーズンオフは存在しない。春が来るまで待つのはもったいない限りだ。

 ▼釣況 上信越地区東日本釣宿連合会所属、直江津・えびすや釣具店(謙信丸)=(電)025(543)8316。出船時間要確認。8時間便1万1000円。

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