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イサキ爆釣だけじゃない…ハナダイ、アジ、イナダ…高級五目でクーラーいっぱい

[ 2019年11月26日 07:14 ]

遠山さんはイサキの3匹掛け
Photo By スポニチ

 【博覧釣記】冬支度が始まると、グルメな欲張りアングラーには、千葉県江見・新栄丸の高級五目釣りがオススメ。連日絶品イサキは爆釣が続き、お土産を確保したら五目釣りのスタート。何が釣れるか分からないのが楽しさと言える。(国友 博文)

 夜明け前、武ノ内一浩船長は好調が続く江見沖の1級ポイントを目指す。イサキやハナダイは、アミコマセを使ったシャクリ釣り。竿は7:3調子がオススメ。人気のゲームロッドは、豪快でスリリングなやりとりが楽しめる。黄色いFL60号のプラビシにはクッションゴムを付けるとバラシが激減する。仕掛けは、ハリス3メートルの3本バリが基本だが、研究に研究を重ねた船宿仕掛けが絶対オススメ。「イサキはもういいかな?大物狙おうかな」となったら長ハリスでマダイやイナダ、カンパチなど青物を狙おう。

 「ハイやりましょう。38メートルです。ビシが底に着いたら、28メートルまでやって下さい」と開始の合図。「反応出てますよ」と船長も気合が入る。

 すると、右舷トモでは墨田区の大崎清次さん(60=自営業)が良型イサキをゲット。「きょうの狙いはハタです。この時季は鍋が最高ですね」。

 自席に戻ると指示ダナで「キューン」とすぐに当たりだ。シャープな引きの正体はアジの3匹掛け。

 隣では、君津市の遠山儀也さん(62=会社員)もお見事、イサキの3匹掛けを達成。「この後の泳がせ釣りが楽しみです」と準備万端。

 そしてお次はハナダイポイントへ移動。道具や仕掛けはそのままで、全てのハリにオキアミを付ける。「60メートルです。仕掛けを底にはわせてからやってみて下さい」と再スタート。五目釣りにハマっているという四街道市竹内滋さん(39=会社員)に、狙い通りの良型ハナダイが顔を出す。「船長の指示ダナで食ってきました。今日はイワシの餌も持ってきてますよ」と根魚だってターゲットだ。

 大崎さんには、ジャンボアジの一荷。そして、サバ餌ではアカハタも顔を出す。さらに好調が続いて、何やら大物の予感。慎重にやり取りすると「凄いことになってるよ!」とニンマリ。何とキントキの3匹掛けに歓声が飛ぶ。

 長ハリスには、イナダやホウボウも顔を出し、10種目を楽々達成。クーラーボックスは色とりどりの釣果。

 「魚がまとまってこれから釣りやすくなります」と船長。高級五目釣りは、この冬の一押しターゲットだ。

 ▼釣況 東日本釣宿連合会所属、江見・新栄丸=(電)04(7096)0268。集合は午前5時40分。乗合料金は1万500円(コマセ、氷付き)。

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