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常磐ヒラメ54900グラム 林田さん一本勝ちV 大物1匹勝負で544人の頂点

[ 2019年11月7日 07:25 ]

5490グラムの特大ヒラメを釣り上げ優勝した林田さん
Photo By スポニチ

 【覇者への道】第5回「鹿島灘ヒラメ釣り大会」が3日、茨城県鹿嶋沖で開催された。東日本釣宿連合会所属の第1、第2清栄丸など32隻に分乗した参加者は544人。大物1匹の重量勝負で、第2長岡丸に乗船した千葉市の林田利光さん(51=会社員)が5490グラムで総合優勝した。(笠原 然朗)

 1日、鹿嶋沖の一部で部分解禁されたヒラメ。“常磐物”と呼ばれ、型も大きく肉厚なのが特徴だ。

 解禁日から6キロ超が上がるなど「今季も鹿嶋沖は健在」を印象付ける中、大会には500人を超える参加者が集まった。

 本来ならこの時季、狙いは30~40メートルダチの浅場が中心となるが、先月に通過した大型台風の影響で、ヒラメは広範囲に散らばっていた模様。各船ともポイント探しに苦戦する中、午前9時、第2清栄丸に乗船した横浜市の加藤勝利さん(51=自営業)の竿が曲った。釣り座は右舷胴の間。「タナをベタ底に合わせていたら一気にドーンと入った」。

 巻き上げるが重い。「最初、ゴミが掛かったのかと思いました」。

 3690グラムで総合6位に入賞した。

 全国最大のヒラメ釣り大会を制したのが林田さんだった。

 釣り座は左舷ミヨシ寄り。魚礁の上から次第に水深が深くなっていくポイントの水深35メートル。タナを取り直すため5メートル巻き上げ、底ダチを取り直す途中に一気に竿が入ったという。

 ヒラメ釣り歴は10年。これまでの最大は6キロ。ほかに房総方面でカモシ釣りやコマセ釣りのマダイを狙っている。

 優勝の栄冠に「偶然ですよ。船長のおかげ」と謙遜していた。

 ◆大会成績(ヒラメ1匹の重量、単位グラム)

 (1)林田利光(第2長岡丸)5490(2)木間智昭(山千丸)5210(3)村中正志(不動丸)4160(4)浅野秀高(第7幸栄丸)3980(5)村谷明宏(洋生丸)3750(6)加藤勝利(第2清栄丸)3690。=敬称略=

 ◯…本紙で「ハッピーフィッシング」を連載中のシマノの釣りガール、阪本智子も不動丸に乗り込んで竿を出した。最初に大物狙いで船長が選んだのは水深60メートル。阪本はタナを底上1メートルに設定。その後、40メートルダチ、20メートルダチとポイント移動を繰り返す中で、底上50センチまでタナを変え、1キロ級を含む2匹を釣り上げた。「解禁直後でしたが、きょうは厳しかったです」。実釣の後は抽選会の手伝いなど大忙しだった。

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