スポニチで連載を始めて38年 魚目当ての仲間と至福の時

[ 2019年10月25日 08:09 ]

釣りをおぼえなさい
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 【釣りをおぼえなさい】「マジンガーZ」や伝説の釣りマンガ「釣りバカ大将」などの作者、桜多吾作が振り返る釣り人生。今回は釣れた魚が人と人とをつなぎ、幸せをもたらす、という話。(イラスト&文・桜多 吾作)

 スポニチで釣行記やガイドなどマンガの連載を始めたのは1981年(昭56)から。

 連載のペースは月4回で、ほかに雑誌が2回ぐらい。

 一言に「釣り取材」というが渓流や湖でのルアーやフライ、メインの船釣りなど幅広いジャンルをカバーしなければならない。さらに季節によって釣り物も変わる。

 最初の頃は小さなクーラーで間に合っていたが、釣果が増えるに従ってクーラーも大きくなってくる。

 釣れた魚は家族だけで食べきれないから新鮮なうちに仲間にも食べさせたい。

 帰る時間と魚をさばいて調理する時間を考えて集合時間を決めた。

 刺し身に焼き魚、フライ、しゃぶしゃぶなど魚種によっていろいろな料理を作った。

 いつもそう釣れるわけではない。最初のころは、なんだこれしか釣れなかったのかと思ったことがあったが、そういうときはアジやスズキなど、釣った覚えのない魚までが入っていてクーラーが満杯になっていたこともあった。釣り宿が気を利かせてお土産を持たせてくれたのだ。

 一度、ヤリイカを60匹持ち帰って処理に何日もかかったことがあった。知り合いに配り、仲間に知らせるのはそれから。
 宴会は自宅の居間で。仲間の漫画家やアシスタントはもちろん多士済々、いろいろな職業の人が魚目当てに集まってきた。仕事の話なんてほとんどしなかったのではないか?
 吾作の魚が、みんなを幸せにしたと思っている。

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