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後半一荷連発40匹!! 誘い我慢で良型ゲット アジ・タチ リレー元気に再開

[ 2019年10月21日 07:53 ]

脂が乗ったアジが一荷で
Photo By スポニチ

 【釣り姫見参】大きな被害をもたらした台風19号。堤防が決壊した多摩川の下流にある六郷水門をベースにする南六郷・ミナミは船体の被害はなかったものの河川の状況が悪く、ようやく17日から出船を開始した。“釣り姫”こと、ふくだあかりは再開初日、マアジとタチウオのリレー船に乗り込んだ。

 台風によって多摩川は水位が大幅に増し、川沿いに宿を構え営業していた船宿のいくつかは桟橋が流され今でも操業ができないところもある。

 釣行した日も川は白濁。川底に上流から流れてきた土砂が堆積し、水深が浅い多摩川で安全な航路を確保することなどで時間が掛かったミナミも10日ぶりに営業を再開した。

 再開を待ちわびていた釣り客18人を乗せて向かったのはアジ釣りの扇島沖の水深15メートル前後。ちょっと反応が薄いのか、ポツリポツリは釣れるものの、小アジがメインであまり活性が上がらず15匹ほど釣ってからタチウオ釣りへ。

 ポイントは走水沖の水深73メートル前後。アジのタックルをそのまま使ったライトタックルなのでオモリは60号。反応は下から5~20メートル。まずはテンポの速いハーフピッチで探っていくと当たりはあったもののハリ掛かりせず。その後も広範囲を探ってみるものの当たりなし。しかし周りの人はメートル級も含め釣り上げている。

 いったい何が違うのか見ていると、ゆ~っくり誘ってたまにタナを替えるぐらいしかしていない。ならばと私も反射で誘いを入れてしまう手に抑制をかけ、指示ダナの真ん中あたりでゆっくりじっくり待ってみると、当たりが。釣れたのはちょっと良いサイズの指5本幅。その後も初めてのパターンに戸惑いながらも、ほとんど置き竿釣法でなんとか3匹を釣り上げることができた。

 船中では0~5匹、80~110センチの釣果。 台風前は反応がまとまって釣果が上向いてきていたものの、台風後はまだ群れが散ってまとまりきらず、ポツリポツリの拾い釣り。 海が落ち着いたらまた期待できそう。その後はお土産のアジ釣りに再度扇島沖に戻ると、今度は良型の活性の高い群れにヒット。一荷も何度かあり、あっという間に25匹を追加して朝と合わせて40匹に。食べる分は十分確保したので、私は同船の方たちよりちょっと早めに終了。アジの船中の釣果は前半後半合わせ、18~30センチが15~73匹。アジは台風の影響は受けていないみたいでした。

 帰ってから食べたアジのなめろうは格別でした。釣りができるってありがたいですね。

 今回、台風の被害を受けた皆さま、船宿さんに心よりお見舞い申し上げますと共に、一日も早い復興を心よりお祈り申し上げます。

◆ふくだあかり 1981年(昭56)生まれ、茨城県出身。07年、趣味で釣りを始める。08年に始めたブログ「百目」は、月間30万アクセスの人気。

 ▼釣況 東日本釣宿連合会所属、南六郷・ミナミ=(電)03(3738)2639。釣り物、出船時間、料金などは要問い合わせ。

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